58番札所西光寺にて |
この寺の山門に置いてあった消火バケツは、ダルマさんに変身しておりました。
プラスチックの浮き球が顔になっていますが、中は水を張ってあると思いました。
隣りはくちばしが見えるので、鳥さんには違いなくて、赤い蝶ネクタイがかわゆい。
本来、消火バケツは赤いものですし、白字で消火用と書かれてあるものです。
でも、漁具の浮き球まですっかり塗り替えられていて、防火用には見えません。
かわいいデこレーションでほっこりしますが、浮き球には別の目的もありそうです。
それは、張った水にボウフラが湧かないように、フタをしてしまうということでしょう。
つまり、蚊が卵を産み付けられないようにするためですが、それが浮き球なんだ。
ちょっとした工夫ですが、この球自体のデコレーションは、礼文島で見かけました。
多分、お子さんのいる漁師さんの家と思いますが、ばい菌マンはインパクトがある。
三年前、礼文島の泊村テフネフで |
そのとなりはドキンちゃんですが、アンパンマンのキャラが、仲良く勢ぞろいしました。
おそらく、お父さんが子供達のために、手作りで作ったんじゃないかと思います。
これはあくまでも遊具のジャンルですが、一方、小豆島は消火用の水バケツです。
なぜかといえば、土庄は歴史のある町並みで、入り組んだ路地になっております。
元々、この路地は、海賊の来襲や海風から守るために意図的に造られました。
ただ、それは昔の話で、このような場所で火災が起きてしまうと、今は厄介です。
つまり、往来が狭すぎで消防車が中に入れないので、初期消火が大切のはず。
だから、辻辻や重要な家屋には、こういった消火バケツを置くことにしたのでしょう。
しかも、風情を残す迷路の町並みですから、赤いバケツでは無粋かもしれない。
ゆえに、ゆるキャラ風のマスコットに変身させ、観光PRも兼ねたと思いたくなります。
印象的な辻を抜けました |
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こうして、迷路の街中を歩くと、こういったバケツが見られたので楽しくなりましたな。
まあ、うろつくほどに小腹も空いて来ますが、運よくお菓子屋さんも遭遇しました。
そして、名物の醤油シュークリームを、岡田長英堂さんの店中でほおばりました。
というわけで、無目的にプラプラほっつき回るのも、意外な発見があっって面白い。
それに、このゆるキャラでこさえた消火用バケツだって、急いで通り過ぎてしまえば見落としてしまうのかも知れませんが、グーグルストリートビューを使いますと、この迷路のような町内で結構な数のバケツが確認できたほどなので、路上観察にはもってこいのアイテムだとも、思ったのでした。
おまけ:
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