池袋サンシャインのバス乗り場 |
長距離バスのイメージといえば、夜行でコスパだけを優先した印象があります。
昔、バス会社の陸援隊が、関越道で多くの犠牲者が出た事故は忘れられません。
まあ、運転者の健康・勤務管理がずさんで、大破する自損事故を起こしました。
帰化したとは言え、中国人運転手だったとか、採用面の配慮も疑問だらけです。
人命を預かる商売なんだから、運行管理を徹底した体制は必要なはずだけど。
社名だって、幕末の坂本龍馬が作った商社第一号”海援隊"に因んだのでしょう。
今となっては、事故のせいで人を食った名前としか、言えなくなってしまった。
他方、スキーバスの事故もあったけど、運転手が高齢で運転経験が未熟でした。
そんな運転手を、長距離を単独で夜間の運行に勤務を割り振る会社はきじるし。
近年の事故が目立ったせいもあって、自分自身は、バス旅を敬遠して来ました。
でも、TV東京の番組「カンブリア宮殿」で紹介されたバス会社は、違いました。
長距離バス専門の運行会社ウイラーは、座席のしつらえに工夫が見られます。
一列四席は在り来たりでも、充分にリクライニングの倒せるシート構造でした。
座席の上部に着席者の頭部を覆い隠すフードがつけられていて、音を遮ります。
これだと、臨席の雑音もバスの走行音も少しは遮断されて、眠られそうです。
しかも、ネット予約が簡単で、座席の予約状況ではディスカウントもされます。
なるほど、これはバス旅も楽しそうだと感じまして、今回、使ってみました。
以前の勤務先でお世話になった知人が仙台にいるので、急ですが訪ねました。
帰路は、東北急行 |
相手はリタイアして自由ですが、突然の訪問でも快諾してくれて、うれしい。
そこで、交通は始め新幹線にしようと思いましたが、バスの選択もあります。
番組の会社も気になったし、仕事中でしたが、早速に夜行便を手配しました。
お値段は、五千五百円で新幹線の半値以下で、対費用効果が半端ありません。
復路も、日中の運行で四千円になれば、所要時間が倍掛かってもOKですな。
なので、東京~仙台往復で一万円に満たない費用で、旅ができる点は大賛成。
実際に乗って座席も悪くなかったし、夜行便も及第点はあげておきましょうか。
ただ、新幹線と違って高速で渋滞が始まると、到着が遅れるのは仕方ないか。
というわけで、予定中で乗り換えのある人は、時間に余裕を持つのが大事です。
実際、この投稿を書いている車中ですら、バスは事故渋滞にはまっていまして、到着時刻は少し遅れるのではないかと心配になりつつも、乗り換えに不自由はないし、どんなアクシデントでも旅の楽しみに変えてしまう余裕の心がけは、ことさらバス旅に必要なのだと思うのでした。
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