2022年4月18日月曜日

社会規範から逸脱した行動をとる人は、人種的に劣り、排斥しあるいは絶滅させるべきという主張から、退廃芸術が定義された - フリードリヒ・ゲルンスハイム(作曲家)

    
プトラー(PUTLER)は、ロシアのプーチンをヒトラーになぞらえた言葉です。
まあ、”プーチン”と”ヒトラー”という2つの名前を合成した”かばん語”なんだ。

彼自体、強権的な政治姿勢で、独裁者の性格を強めた頃から言われ始めました。
一方、ロシアには民主主義的な選挙制度がありますが、実に恣意的な見せかけ。

あの国は、全体主義の独裁者によって、どうにでもできるような国へ変貌した。
新形態の帝国と言ってもよく、本人の画像はネットで検索すれば見つかります。

そんなご本人がウクライナへ侵攻しましたが、その意図にネオナチ掃討がある。
つまり、ウクライナにナチスの信奉者がいて、ロシア人が迫害されているとか。

それを成敗するために攻め込んだたというのですが、本人ヒトラー二世だよな。
要するに、理由さえあれば、即刻、ゴーサインが出て強権的な政治は恐ろしい。

ところで、最近、ユーチューブで知らないクラシック作曲家の作品を発見した。
それは、フリードリヒ・ゲルンスハイムと言って、ブラームスと同時代の人ね。

Friedrich Gernsheim(1839-1916)
    
指揮者でも活躍しましたが、活動の中でブラームスの音楽に触れる機会も多い。
そのため非常にほれ込んだあまり、作品の普及に尽くす役割を担っていました。

一方、作曲家としての作品は、それを反映してブラームスのそっくりさんです。
裏ブラームスと言っていいのかもしれないが、どちらかというと聞きやすいか。

要はブラームスが熟考を重ねて作曲されたのに比べて、そつなくまとめた感じ。
だからと言って、稚拙でもなくて、当時のロマン派の作品として聴き応えあり。

ただ、現在ではウイキで作曲家として紹介されても、作品は顧みられていない。
なぜなのだろうかと、ネットで検索したところ、根本は彼がユダヤの出だから。

生前は有名で賞賛された作曲家であり、作品は出版され演奏されてもいました。
しかし、あの忌まわしきナチス・ドイツが、これらの作品を抹殺してしまった。

ユダヤ人作曲家だから退廃音楽だと烙印を押して、作品のジェノサイドを決行。
こうして、今日では作品の多くが忘れ去られ、図書館や保管所に眠っています。

運が良ければ偶然見つけられたりもしますが、この作曲家は運が良かったのか。
戦後になり作品も再評価が進んで、多くの作品が録音されるようになりました。

交響曲集も出されたし、バイオリン協奏曲、弦楽四重奏曲などと盛りだくさん。
どれを聞いても、どうして忘れ去られる必要があったのかと訝しくもなります。

というわけで、プーチン野郎は、野蛮人種に止まり、幸い文化まで抑圧しない。
その点だけが救いなのかもしれませんが、今一度、ドイツナチスと言うのは、芸術活動まで殺めようとした、人類史上の極悪非道な鬼畜であって、クラシックファンとしては、ナチスが礼賛したワーグナーなど、言語同断とけなしたくなる自分がいるのでした。



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