失言ハゲ茶瓶露助大使_ |
ウクライナ侵攻を巡って、ロシア国連大使がしどろもどろになって失言したの。
これは、ブチャという地区のウクライナ住民を、ロシア兵が多数虐殺した事件。
報道でも遺体が路上に転がる惨状が紹介されていますが、これに噛みつきます。
ウクライナ兵が、ロシア兵に見せかけるためにやったんだと無理くり主張だよ。
ただ、この失言は、逆に自分たちがやりましたと言う言葉尻になってしまった。
「ロシア軍が到着する前に存在しなかったブチャの死体...えー、えー、」だと。
続けて、「ごめんなさい、彼らが去る前に...」と訂正するなど言い訳がましい。
見苦しいと言ったららありゃしませんが、ここまで来るとロシアはきじるしさ。
これまで、自らを正当化する官民一体のプロパガンダを、わんさかツイートね。
多分、やらせと思われる情報をこれでもかと押し付けて来る、陰険な全体主義。
こういった産物は、これまでの共産主義国家の見飽きた所業だとも言えますな。
一方、この手のプロパガンダに翻弄された人が、クラシック音楽界にもいます。
(Johanna Martzy 1924 - 1979) |
特に、東西ヨーロッパ冷戦が激しかった1960年代、ある女性演奏家が被害者。
その名は、ヨハンナ・マルツィと言うバイオリニストで、ルーマニア生まれね。
ハンガリーで活躍しましたが、第二次大戦時、同国はナチスの枢軸国側でした。
と言うより、地続きだから従わないと何をされるか分からないので、いやいや。
そんな王国くずれの国家体制だった分けで、ヨハンナさんも寄らば大樹の陰だ。
なので、積極的に支持をしなかったのですが、運が悪かったのが冷戦構造だよ。
しかも、最初の結婚相手が共産党シンパらしくて、彼女を見張っていたらしい。
後年、離婚してしまいますが、理由は政治的な不一致だそうで、さもありなん。
冷戦当時、ハンガリーは共産主義体制だから、反共主義者の彼女とは水に油ね。
そんなハンガリー人の彼女を野放しにするわけにいかず、レッテル貼りを決行。
だから、ナチス協力者の烙印を押されてしまって、チェコフィルが共演を拒否。
これも、当時は共産圏の国だったチェコスロバキアの楽壇だから、香ばしいな。
これって、今回のウクライナ侵攻の露助プロパガンダを見ると相変わらずです。
結局、標的にされた彼女は、後年の演奏活動も制約を受けるようになりました。
録音の音源も50年代のモノラルばかりですが、それでも演奏は素晴らしいんだ。
師匠のイエネ―・フバイから、フランコ・ベルギー楽派の伝統を受継いだ演奏。
凛とした男性的な演奏の中に、ロマン派の香りがするなど今聞いても新鮮です。
というわけで、ロシアの発表したウクライナ平定後の占領政策が、おそロシア。
ロシアノーボスチ通信の報道では、①ウクライナの主権は認めない、②ウクライナという国名も認めない、③ウクライナ西部(ウクライナ語を話す地域)は全員ナチス、④ナチスは、戦争によって全員抹殺(浄化)だそうで、このヨハンナさんにされた仕打ちぐらいはマシなんだと思いつつも、戦慄が走るのでした。
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