2023年10月14日土曜日

一説として、酪農王国を反映してホルスタイン牛の模様から、この菓子の名称がついたらしいよ ー べこもち(そのほか)

六花亭のべこ餅
    
北海道へ帰省して、幼少期に親しんだ食品に、手を出してしまう自分がいます。
例えば、清涼飲料のガラナ、ミルクカステラ、きびだんご、などが筆頭格だな。

それで、帰るたびに食べたいと思っても、見つけられなかったお菓子があるの。
”べこ餅”と言って白黒の模様がある木の葉型の餅菓子ですが、見つけられない。

ところが、この間、母の郷里の十勝へ旅行していた際に、六花亭でついに発見。
場所は音更町のショッピングセンターにある出店で、やっとこさ見つけました。
 
値段が一個、百五十円くらいもしましたが、食べてみると、お上品な味わいだ。
子供の頃に食べた、あの癖のある黒砂糖の味が残る黒い部分など、ありません。

本当に洗練された美味しさだけで、さすがマルセイバターサンドのお店なんだ。
上さんは、名称すら知りませんでしたが、おいしいといって食べてくれました。

その後、もう一度北海道へ帰省する用事があり、小樽のドンキでこの餅を発見。
ここは、昔、長崎屋のショッピングモールだったのが、買収されて名称変更だ。

     
学生時代、買い物に出かけた記憶もありますが、地下は昔ながらの食品売り場。
色々と物色している中で、コアップガラナが五百ccボトル、68円と安いわ。

思わず二つも買ってしまった中、冒頭写真のべこ餅を発見したので即購入です。
メーカーは日糧パンでしたが、ここも記憶に残る懐かしさで、期待が膨らむな。

帰宅してから食べましたが、六花亭とは違って餅が柔らかく少しべた付きます。
それでも、子供時分に食べた餅菓子の懐かしさを、また味わうことができたな。

このべこ餅は、青森県には一部ありますが、それ以外は北海道独特の菓子です。
道南の一部では、クジラモチ、カタコモチと別名を使っている地域もあります。

お菓子の意匠も、白黒ブチが一般的ですが、他に渦巻き、花柄等も存在します。
それでも、もち米を使った甘い餅菓子の製法に変化はなく、道民の定番お菓子。

というわけで、首都圏に棲みつくと、食べることもかなわなかったお菓子です。
それで、北海道文教大学の先生が、”餅菓子文化の伝承 : 北海道における『べこもち』の歴史と地域性”という研究論文を出しているほど、ローカルなお菓子として研究対象になったのだと思いますが、そんなことよりもおいしければ関係ないとも思ったのでした。



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