2023年10月2日月曜日

津軽海峡を隔てた青森県の下北半島にある、建設中の大間原子力発電所では、噴火の危険性が検討されたぐらいなんだ ー 恵山(北海道・道南)

賽の河原から撮影
    
北海道の火山は、道央・道南地方に多いのですが、活火山も少なくありません。
そういった山塊の姿は風光明媚なので、国立・国定公園に指定されて来ました。

だから、北海道旅行をされた方は、山岳名を挙げると思い浮かべられるのです。
近隣には湖沼も多くてセットになっていますので、なおさら記憶に残るはずね。

例えば、道南地方の大沼国定公園には、駒ケ岳の噴火でできた大沼があります。
全国区の観光地になっていますが、これも国定公園のお墨付きのおかげだろう。

ところが、道立自然公園レベルになると、観光地としてはやや地味な印象だな。
そういった点で、近代になっても爆発を繰り返した恵山は、知られていません。

江戸時代、人口の少なかった北海道で、噴火による多数の死傷者が出ています。
それほど爆発の規模が大きかった火山ですが、標高が六百メーター足らずです。

なので、遠方から山体の姿を眺められることも少なくて地味さには変わらない。
一方、駒ケ岳は千メーター以上の標高があって、近隣市町村から拝められます。

鹿部町漁港から見る駒ケ岳
    
しかも、恵山周辺にはそれ以外にめぼしい観光地が乏しく、あるのは温泉だけ。
だから、道立自然公園に止まって、それでも指定は早かった事実が存在します。

でも、函館へ観光旅行に行ったのなら、足を延ばして行く価値はあると思うな。
登山をしても、所要時間は一時間半とさほど掛からないので、登りやすいです。

自分の場合、時間的余裕がなくて山麓をうろつくだけでしたが、圧巻の山容だ。
この投稿を書いてみたのも、内地の人に恵山をぜひ知ってもらいたかったから。

もし、大沼国定公園と合体させて大沼・恵山国定公園にすれば、知名度上昇だ。
それが駄目なら、国定公園の掟破りで、恵山・縄文遺跡国定公園はどうだろう。

近辺の遺跡は、ユネスコの世界遺産に指定されし、海外段丘からの景観もよし。
というわけで、24時間体制の観測が行われていて、機器の設置も重武装なんだ。

地震計、傾斜計、空振計、GPS、遠望カメラが置かれているそうで、噴火爆発による山体崩壊の危険性が想定されるぐらいですので、火山活動が活発になって立ち入り禁止になる前に、ぜひ見学してもらいたいと思うのでした。



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