ヒメツルソバ |
タデ科で有名な植物は、そば粉の取れるソバが有名ですが、野草だとイヌタデ。
赤い稲穂のような花から、アカマンマとも呼ばれますが、食べている人もいた。
食べられなくもないようですが、食用としてはそばが代表で他はギシギシだな。
ただ、シュウ酸のせいでたくさん食べないのが無難らしく、そんな植物の仲間。
雑草の多い科目なのですが、中にはガーデニング用のプラントもあるにはある。
それが、ヒメツルソバで、明治期に岩石を配置した庭園用として日本に到来だ。
園芸分野では、旧属名のポリゴナムで流通されていることも多く、そんな植物。
最初から園芸植物として来日したのに、最近は石垣などで繁殖して見かけます。
雑草化して、生えそうもないような石の割れ目から、賢明に花を咲かせますな。
しかも、一度定着すると根っこは枯れない多年草で、毎年、金平糖の花が咲く。
この花が面白く、紫陽花のように花色がピンクからしろへと変化していくんだ。
しかも、背の高くない植物で、小粒な花をたくさん付けて地面をカバーします。
このため、地表を隠すグラウンドカバーの目的を持った園芸植物という分けね。
近所でも自生している場所をいくつか見つけていて、種子が取れないかと思案。
ネットで検索すると、種蒔き目的で採取している人がいたので、それを参考だ。
暖地の横浜だと、冬でも咲いていることが多いので種子が取れるかもしれない。
ヒマラヤ産ですが、耐寒性がやや弱くて、霜が降りると地上部が枯れるようだ。
春が来て芽吹いてきますが、用土が凍結すれば根も枯れて死に絶えるようです。
なので、北海道では繁殖できないと思いますが、ここ横浜は天国なのだろうな。
真冬でも陽だまりで暖かくなる場所では、花が咲き続けており、かわいらしい。
この花は、小花が球形にまとまっており、内部には種子が成熟するとあります。
この小花をほぐして、中にある黒い芥子粒を取り出せば、それが種子と分かる。
こうして、真冬なのに百粒以上を採取したので、春の種まきを検討しています。
ただ、心配なのは用土でして、通気性と排水性の高い砂礫の土壌が必要らしい。
ベランダには、鉢底石で使ったゼオライトの小石があるので、それを混ぜるか。
というわけで、そうすれば繁殖しやすい環境をでっち上げられそうだと検討中。
種子があまりに小粒で未成熟なものも混じっているかと思うので、もう少し採取してからにしようと思いますが、会社の近所でも繁殖していますので、休憩時間中にそっと抜け出して、こっそり採取しに行った自分がいるのでした。
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