2017年8月25日金曜日

おらは、シードハンター、すなわち種子のシティーハンターなんだわ - 色々な花のタネ(横浜市・栄区)

採取した種子は、何の花か分かりません

シードハンター(種子採集人)という聞きなれない専門職が、海外にあります。
その昔、大英帝国では、海外探検に必ず宣教師と博物学者が同行しました。

宣教師は布教が目的でしょうが、博物学者は植物の種子を持ち帰ることです。
ヒマラヤや、中国の奥地など世界各地から、さまざまな種子が採取されています。

こうして、その種子の一部が、現在の園芸植物の基礎になっていると言うのです。
なるほど、種子は時空を越えた大いなる遺産ですが、植物自体は移動できない。

もし、種子が軽いのなら、綿毛が付いて風に飛ばしてもらい、繁殖地を広げます。
一方、食べられる果実の種子は、鳥や獣に食べられて、糞で排泄してもらえます。

動物の行動範囲の分、糞に残された種が遠くまで運ばれて、繁殖が広まります。
その他、学童の学校帰り、投げ合って衣服にくっ付けた「ひっつき虫」の種子です。

アーモンド状で先端が小さい鍵状のとげに覆われており、動物の毛に取付きます。
これで、他力本願とはいえ、遠くまで運んでもらおうとする素晴らしいアイデアです。

まあ、種の保存のために、植物も知恵を絞って進化したと思わざるを得ませんね。
でも、どうしてそんなことを思ったのかというと、自分もそのシードハンターだから。

今住んでいるマンションの周りは住宅街ですが、向かいには市民の森もあります。
そして、通勤の道順には、住民が大切にしている花壇も多くて、花が豊富です。

タネの採取ポイントなんだな

四季折々に咲いてくれる花を愛でながら、朝に夕なに自宅を往復するのですよ。
それで、自分でもベランダで育てみることはできないものかと、思案し始めました。

ならば、咲き終わった花は種子を作るだろうから、これを採集することにしました。
ところが、種も色々な種類がある訳でして、種が吹き飛んでしまえば後の祭り。

綿毛のようなものも付いていたり、花の房も時間を掛けて、観察してみました。
ところが、芥子粒のように細かい種子の花があって、どれが種だか分からない。

枯れて乾きあがった花の房を、頃合を見て採集して、紙の上で叩いて見ました。
すると、本当に細かな種が落ちてくるわ、でもこの花は地下茎で増えるようです。

ネットで調べたら、多年草で越冬するとあり、種を飛ばす必要も無いのでしょう。
地下茎を伸ばして繁殖場所を広げていくのは、時間もかかりますが実直ですな。

ホタルブクロ、内地へ来るまで見たことがない
タカサゴユリ、台湾原産ゆえ北海道は無理か

それがホタルブクロという花だったのですが、北海道では自然に咲かない花です。
内地の横浜に住みだしてから始めてみた花でしたが、タカサゴユリもそうです。

だって、観察していると、連日、気温が三十度近くに上昇して、初めて咲きます。
北海道でも園芸用なら栽培できるかもしれませんが、原産は台湾と暑い地域。

寒冷地では生育が無理と思うし、地下茎で増える植物だって苛酷な環境です。
浅い土壌なら簡単に凍結してしまいますので、根が持ちこたえられないはずだよ。

というわけで、またもや北海道で見ることも無かった花と種子に出合ったのでした。
おまけに、採種した種子と花を紹介してみますが、身の周りで咲いている花々にしても、こんな種子ができるのだという驚きが湧いてきたりして、にわか素人のシードハンターであって、自身の生活に楽しい色取りを与えてくれる花々に、感謝したくなるのでした。


おまけ:種子の写真に出てくる棒は、お線香で大きさを比較するためです。
バレンタインというヒマワリのようで小粒
オニユリ、ムカゴは葉にある時からヒゲ根が
ゼニアオイ(訂正)、風で飛ばないうちにゲット
アガパンサス、種があまりに小さくて育つのか



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2017年8月22日火曜日

アルバムとか関係なく、全部シャッフルして聴くという斬新なスタイルだから、音楽の未来が来たと思ったんだ - iPod shuffle (第四世代・Apple)

iPod shuffle (左:第二世代、右:第四世代)

携帯MP3プレイヤーが、CDやMDに取って代わったのは、ふた昔も前のことです。
中でも、アップルのiPodは、その存在感が、アイテムそのものの代名詞でした。

自分も、第一世代のシャッフルを永らく使いましたが、途中でタッチに換えました。
その時は、第四世代で32GBという容量の大きさに惹かれてしまったからです。

加えて、フルアルバムのデータ量を読み込んで再生できるCPUのパワーが欲しい。
シャッフルは、一曲一曲のデータをアップロードするのが、どうも原則みたいです。

だって、シャッフルの命名自体、曲をランダムに再生する機能から名づけられたもの。
だから、フルアルバムの大きなデータは、読み込みにすごい時間が掛かってしまう。

あの頃は、ジャズやロックのアーティストを尊重して、アルバム全体が聞きたかった。
このため、アルバム全曲で聞き続けて来たのですが、少し食傷気味になりました。

中には駄作っぽい曲もあるわけで、素直にアルバム全部で聞いていいのかどうか。
逡巡とする中、Jポップも掻い摘んで聞きたくなりまして、シャッフルに出戻りです。

それで、一曲一曲の音楽ファイルをかき集めて、百五十曲をアップロードしました。
最近の曲はほとんどないし、70~90年代にヒットした曲を中心にまとめております。

もちろん、道産子ゆえ、松山千春、中島みゆき、ドリカム等は絶対に外しません。
フォークデュオ”ふきのとう”のスマッシュヒット「白い雪」も、ようつべから落としました。

    
こうして、曲数がこの程度で繰り返し聞くと、飽きが来るのも早いような感じです。
やっぱり、携帯性を考えつつ、2GBの容量があれば良いかなとも、考え出しました。

まあ、これだと数百曲を取り込めるはずで、聞き込んでも飽きが来ないはずなのだ。
こうして、シャッフルを買い換えようと、ネットで調べたら、驚きの事実が分かりました。

なんと、去る七月末で、シャッフルもナノも販売中止だったのを、知りませんでした。
アップルのサイトでも、取り扱い製品自体の一覧から、見事に消えさっております。

ヨドバシの通販サイトでも販売終了だし、逆にアマゾンではプレミアが付いて高価。
どこか、在庫一掃セールはないものかと探しに探して、ビックカメラに行き着きました。

まだ、在庫僅少で残っていて、新潟とか地方の出店では、未だ残されております。
ラッキーと思って注文を入れましたけど、カラーも在庫に限りがあって青を選びます。

そんなシャッフルも、最近は、iPhoneやiPod touchの存在で影が薄くなっていました。
最後のアップデートは、シャッフルが数年前で、引退することは既定路線だったのか。

付属イヤフォン(上:シャッフル、下:iPod touch)

ただ、シャッフル自体は、ジョギングやウォーキングなど運動にもってこいのアイテム。
軽くて小型、クリップが一体化されたデザインで、ウエアに簡単に取り付けられました。

それに、値段もそんなに張らないし、もう一個ぐらい持っていても負担にはなりません。
というわけで、iPodシリーズは、やがては消え去るのかもしれないと思い始めました。

やはり、時代はスマホに機能が集約化されていくのかと思いつつ、スマホで音楽を聴きながらスポーツをするようなら、かさばって邪魔だけだろうし、ここはクリップつきのアイテムと言う便利さを見直しつつ、曲をシャッフルしながら聞くことのできた画期的なプレイヤーには、もう一度、目を向けてもらいたかったものだと思うのでありました。



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2017年8月19日土曜日

朝起きると、15度の気温が当たり前だった北海道帰省旅行ももう終わりなんだな ー 道東湿原巡りの旅(釧路支庁/根室支庁)

よく見ると、アジサイ、コスモス、オニユリの同時咲き!?

夏用のシュラフしか持参しなかったので、寒さで目を覚ましました。
15度と書きましたが、ひょっとして、もっと寒かったかもしれません。

カタログスペックをみる限り、気温13度までが使用できる下限です。
でも、体感的にはゾクゾクとする寒さが忍び込んできて、溜まりません。

それでも、万が一にシュラフカバーとインナーを持参したのがラッキー。
これを重ねて着用すれば、何とか寒さもしのいで眠りにつきました。

やはり、道東の気候は冷涼で、札幌の道央に比べでも寒冷地が際立ちます。
しかも、お日様も出ずにぱっとしない天気で、終いには霧雨も降る始末。

14日から出発して、そんな天気が続きましたが、昨日から好転しました。
やっと、北海道の夏だよ~んとうれしくなりつつ、日中は25度が限度。

汗もかかずに快適に過ごせる別天地なので、北海道に老後は戻ろうかなあ。
そんなことを考えるほどでしたが、今年は全国的に天候が不順のようです。

立ち寄った親戚の家でTVを見て、関東は二週間以上も雨降りと知りました。
確かに、家を出た14日は、雨模様で湿度90パーセントと蒸し暑かった。

気温は30度に達していないのですが、この湿度だと蒸し風呂みたいなもの。
その前夜も余りに蒸し暑くて眠られなかったので、その反動は大きいのです。


八月の平地でギボウシが咲く!

まあ、キャンプ生活にはまって、情報弱者の境地で旅行を続けてきました。
今日は何日だったっけと、キャンプ場の受付で聞いたりするほどの旅です。

雨が降れば、テントの幕営は取り止め、バンガローを借りてみたりもします。
運良く取れたりして、北海道も道東まで足を延ばす旅人は、多くないのかな。

今週の月曜日に羽田から出発して、明日、成田空港に戻るという変則的な旅。
これも、マイレージで空席を探した結果ですが、楽しからずやの思い出です。

というわけで、今年の帰省は、不順な天候と寒さにめげず、もうすぐジエンド。
残る旅の締めくくりは、高校の同窓会がありまして、四十年ぶりに出会う同級生との再会を楽しみにしつつ、帰宅したら湿原巡りの旅の道中を記事に書き連ねながら、旅の余韻に浸ってみるのも一興と感慨を持つ自分がいるのでした。


おまけ:
この投稿は、帯広から札幌方面に戻る長距離バスの車中でしたためました。
無料Wi-Fiがあるので、実に便利です。JR北海道は、後がないかもなあ。





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2017年8月14日月曜日

北海道旅行を目前に、かの地では生育できない花々を鑑賞してみたのであった - 飯島市民の森(横浜市栄区)

シュウカイドウ(秋海棠)

自分が終の棲家に選んだ家には、すぐそばに市民の森があるのです。
四季を通じて散策ができますので、折々に色々な花と出会えます。

この秋海棠は、中国から帰化した植物で、せせらぎ沿いに咲いてくれます。
秋が巡って来ると出会えるのですが、もう八月の中ごろから咲き出しました。


蝉の声がうるさい中でも、時は着実に流れていて、季節が変わるのですよ。
そんな感慨に浸っていましたが、どんな花が咲いているのか探索をしました。

キツネノカミソリ(狐の剃刀)

彼岸花の仲間だそうで、葉は早春に伸びて夏の前に枯れる同じ特徴です。
八月初旬の頃に、花茎の頂に橙色のラッパ形の六弁花を数個つけます。

由来は、細長い葉が剃刀に似ていて、有毒で役に立たないので狐だとか。
彼岸花も有毒で、雑草の繁殖を防ぐために田んぼのあぜに植えたりします。

球根植物なので、古代から人から人へ植えられて、全国に広まったみたい。
一方、こちらは種子をつけるので、自然に繁殖して広がることも可能です。

そんな違いのある花ですが、なかなかに可憐でかわいらしいと思いました。
そして、こういった花々は自分の生まれ故郷、北海道では咲いてくれません。

ヤブミョウガ(薮茗荷)
この薮茗荷も、北海道にはない花ですが、少し日陰のある場所で咲いています。
実ができると若いうちは緑色でも、熟すと濃い青紫色に変わり、風情があります。

こんな花も北海道には無かったのかと、五十代になって発見する不思議さです。
そして、卯の花も北海道の一部を除いて、繁殖していないのに驚きました。

ウツギ(空木)
童謡・唱歌に「夏は来ぬ」というのがあり、歌詞に「卯の花」が登場してきます。
これがウツギですが、道産子の小学生だった頃、歌を習っても、花を知りません。

それでも、夏が来たという、さわやかさを残すメロディーラインが印象的でした。
花は開花の時期が長いので、盛夏になっても咲いてくれているのが、微笑ましい。

ヘクソカズラ(屁糞葛)

葉をもむと悪臭がするので名づけられたようですが、可憐な花がなんとも切ない。
あまりの可愛そうな名前なので、早乙女花とも読み替えられたりしています。

実際のところ、美肌化粧料として肌に潤いを与える効果が分かっております。
ただ、生の果実のままでは臭みがどうしても残り、香料が混ぜられるんだとか。

ことわざには、”屁糞葛も花盛り”というのもありまして、番茶も出花と同じ例え。
いやな臭いがあって好かれていなくとも、愛らしい花をつける時期があるのです。

つまり、不器量な娘でも年頃になれば、それなりに魅力があるということなんだ。
まあ、そんな花もあれば、歴史上の人物から名づけられた花も見つけました。

テイカカズラ(定家葛)
調べたら、キョウチクトウの仲間のつる性常緑低木で、有毒植物とありました。
和名は式子内親王を愛した藤原定家から採られていて、伝説も残しています。

それは、死後も彼女を忘れられず、ついにこの花に生まれ変わってしまった。
そして、彼女の墓にからみついた離れず、永遠の愛を誓ったのでしょうかね。

それにしても未練がましいのですが、和歌に生きた男だけのことはあります。
”虎は死して皮を留め、人は死して名を残す”のような格言のままの花でした。

と言うわけで、北海道旅行の荷造りの最中に、時間を見つけては書きました。
これから、夕方の便で千歳空港まで飛んでしまいますが、北海道に着けばさわやかな別天地が待っているのであり、改めて訪問する道東の湿原で花々に出会えることをわくわくと楽しみにしながら、筆を置く自分がいるのでした。


おまけ:
ヘクソカズラだけは、全国各地に生えているようです。




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