会社へは、いつも徒歩で通勤しますが、約二キロで軽いウォーキングです。
道すがら、四季折々に咲く花々も楽しめますが、時々、会えるのがこの猫さん。
黒い猫なので、勝手に魔女の宅急便のジジと名づけて、呼びかけていました。
会えれば、おはようと声を掛けますが、気分しだいでニャーと答えてもくれます。
そして、時には近所にお住まいの女性が歩道を掃いていたり、すがすがしい。
どうも、この方が猫さんの飼い主のようにも見えますが、会釈をしたりしました。
そして、ある朝、思い切って聞いてみたところ、実は三つ子の猫兄弟なんだって。
しかも、ちゃんと名づけられていて、クッキー、ブラッキー、ミミなのでありました。
でも、どれがどれなのかよく分かりませんが、ミミだけは外に出ないと言います。
すると、クッキー、ブラッキーのどちらかですが、そっくりで判断もむずかしいな。
ようやく分かったのは、おニューの首輪でして、ピンクとブルーに分けていました。
それでも、どっちがクッキーでブラッキーなのか、未だに適当に呼びかけています。
ちょっと見づらいけどピンクの首輪なのね |
なのに、機嫌がよければすり寄ってきたり、ニャーと鳴いてくれるのがかわゆい。
こうして、通勤のひと時を癒してくれるせいで、この道順は外せなくなりました。
それで、生まれてから十七年目になったといわれまして、長生きしているなー。
出会ってから何年にもなりますが、真っ黒だった毛づやも、少し変わりました。
それに、白い毛も混じってだいぶ年を取ったなと思っていたので、納得ですよ。
親は三毛猫だったといいますので、年取って茶色くなっても親からの遺伝だな。
もうすぐ、化けて出るような長生き猫さんですが、これからも出会うのが楽しみ。
そんな猫さんとのひょんな付き合いですが、最近のニュースはクロネコ宅急便。
つまり、ヤマト運輸がアマゾンの当日配送サービスから撤退してしまいました。
なぜなら、人手不足のために宅配便の配達員の負担に、耐え切れません。
未払いのサービス残業も発覚して、過重労働が社会問題化されたのです。
この対応のために、配送料も値上げし、アマゾンの当日配送も断りました。
それでも、便利でありがたい小口配送のメリットを消費者は離しませんな。
だから、一時的に業績が悪化しても、クロネコさんは復活すると思います。
ところで、佐川急便にしても、配送ドライバーの勤務形態ってブラックですよ。
当日配送便は、留守にしている家には必ず届けねばならず、再配達がきつい。
こうして、行ったり来たりで非常に効率の悪いお仕事が、当日配送なのです。
こんな時、アマゾンは困ったはずだと思いきや、即効で代行会社を立てました。
それがデリバリープロバイダといって、運送会社には違いなくて格好付けかな。
全国に数社あるようですが、委託配送の業者に配達を任せたのが運の尽き。
当時配送なのに、全く配達されない苦情が殺到されて、使い物になりません。
果ては、配送時にヤマト運輸や日本郵便を指名するのも、話題になりました。
このアマゾンという会社ですが、ヨーロッパではかなりのブラック企業らしい。
出荷倉庫で働く労働者が、野外テントで寝泊まりしているケースが明るみに。
これはイギリスの話ですが、非正規の雇用者は低賃議員でこき使われます。
通勤費すら捻出できないなんて、なんてアマゾンはブラックな企業なんだろう。
というわけで、クロネコもアマゾンのブラック密林には手を焼いて退散しました。
一方、自分はというと、便利なことに住まいの近くにローソンのコンビニがあるので、当日配送など一顧だにせず、そこへ届けもらうようにしていますので、アマゾンの便利さはほどほどにして、そこにはブラック企業の論理も潜んでいるからと警戒しながら、日々、ブラッキーとクッキーに通勤で会えることだけが、ささやかな楽しみなのでありました。
おまけ:
ポーズを取ってくれたんだよね |
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