三嶋神社(横浜市栄区)の祭礼(子供神輿) |
飯島町の三嶋人神社は、昔から鎮守の社として崇められ、元和年間の創建です。
時代をさかのぼれば、十七世紀初頭の元号で、徳川幕府は秀忠が将軍でした。
他方、これが北海道なら、当時は、松前藩が北海道をやっと治め始めていました。
しかも、倭人が住んだのは渡島半島の南端で、稲作もできない冷涼な土地柄です。
米が主食の日本人が、真っ当に定住できるはずも無く、米は本州から調達ですわ。
だから、明治以降に開拓が始まって、本格的に日本人の定住が進んだのも事実。
一方、この辺りは横穴墳墓の特徴的な古墳が、いくつか存在したりしています。
まあ、自分が道産子ゆえ、すぐ北海道と比較しがちですが、ここは歴史があります。
なので、江戸時代創建の神社って言うのは、珍しくもなんとも無いかもしれません。
それでも、自分は歴史とは無縁の道産子ですから、住み着いてみると全てが驚き。
山車も出まして、子供達が引きます |
まあ、すげぇー昔から普通に人が住んで来たと感動しつつ、行事に参加しました。
ただ、昨今の少子化のせいか、参加した子供が五十人もいなかったのが寂しい。
一方、フィリピン人っぽいお母さんがいたり、県会議員まで挨拶に来たりしました。
横浜だから国際的なのは分かりますが、地方議員さんのマメさには恐れ入ります。
そんな日曜日の催し物でしたが、この神社まで歩くと色々な花に出会えるのです。
しかも、飯島市民の森のそばですから巡り歩けば、山野草がたくさんなわけです。
そして、北海道で見なかった植物と、花まで見れば、道産子は素直に喜んでしまう。
写真まで撮ったりしていますので、ここを借りてちょっと紹介させてもらいましょうか。
通勤ルートにある百日紅・アサガオ 百日紅は、北海道では少ない |
ハナノトラノオとアゲハ蝶(通勤ルート) |
カラスウリ(北海道には無い) 根は天花粉の原料だとか |
ヒソップ(ハーブ草) 消防署の隣家に咲いていた |
クサギ(飯島市民の森・遊歩道にて) |
ビンボウカズラ(ヤブガラシ) 北海道は一部で繁殖 |
スイレン(わんわん池) 名前の由来が分かっていない謎の池 |
飯島市民の森が囲む農園 ここが横浜市とは思えんよ |
狐の剃刀(キツネノカミソリ) 飯島市民の森では何箇所か咲いていた |
ヤブラン(関東以西) 飯島市民の森・遊歩道にて |
というわけで、この飯島町界隈は、住宅地なのに依然として自然が豊かでした。
アサガオなどは野生化しているし、オシロイバナなどは雑草みたいにたくましく咲いているくらいでして、これから種取りも楽しみにしつつ、これだけ四季折々に花々が咲いてくれるエリアとなると、ヨコハマというネームバリューも捨てがたく、ここを一生の住まいにしたのは良い選択であったわと、自画自賛する自分がいるのでした。
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