秋の季節になり、鎌倉のお寺めぐりをいたしますと、彼岸花に出会えるのです。
まるで微笑んでいるかのように、お地蔵さんも後ろでたたずんでいらっしゃいます。
そんな彼岸花は、赤い色だけだと思っていましたが、白い花をたまに見かけます。
自分が歩きで通勤するルートにも、咲いていましたが、思わず立ち止まりました。
数株が咲いておりますが、話には存在すると聞いていたものの、びっくりしました。
普段は、鎌倉のお寺で特別な目で見ていたのに、こんな近所で咲いているのだ。
まあ、自然に生えているような川土手でもないし、園芸品種の一つなのだろう。
と、勝手に納得していましたが、歩ける範囲ですくっと開花すれば、気になります。
もし、園芸用に植えられて間もないのであれば、球根は地上に出て来ません。
その地でしっかり根を下ろして年月を経ていれば、分球といって球根も増えます。
そこで、花を咲かせた茎の根元を見てみますと、球根は未だ競り上がっていない。
ただ、通勤の道すがらだったので詳しくは拝見しませんでしたが、そんな感じです。
どうも、お屋敷の石塀にそって土壌が確保されているらしく、色々と花が咲きます。
ジャーマンアイリス、グラジオラス、オシロイバナ、アガパンサス、百日紅などなど。
手入れが良いのか、尽きぬように咲き続けてくれて、ここで鑑賞するのが楽しい。
ただ、この白い彼岸花は数株に過ぎないので、少しか細い咲き方の印象です。
だから、なおさら興味を持ったのですが、少し奥まったところで咲いているのが悩み。
雑草を搔き分けないと、茎の根元をはっきり見られず、宿題となってしまいました。
一方、分球が進んで球根が押し出された彼岸花は、別の場所で発見しました。
それは、通勤の道すがらにある、側溝の転落防止柵から咲いていたものでした。
ごつく球根が寄り固まっていて、茎の未だ伸びていない球根が分かるほどなのだ。
だから、芽の出ていない球根を失敬するとして、指でほじくって二株を失敬します。
この他、押し上げられて転がっている球根もあったので、これもゲットいたしました。
占めて四株ですが、早速家に持ち帰って、小さな鉢に速攻で植え替えてみます。
それから、毎日、水をやりながら観察していましたが、先ず二株は芽が出ました。
一方、もう二株は地面に転がっていたせいか、未だ栄養を蓄えているのでしょう。
だって、芽の出る先っぽが少し白くなっているから、根も生え始めているはすです。
もう今年は花をつけることは無いでしょうから、来年の秋にはきっと咲いてくれよな。
というわけで、オニユリの球根を植えた鉢に、これらの鉢もベランダに加わりました。
こういった球根植物は、多年草のひとつでもあり、手入れさえ良ければ、一度花が咲けば、苗から育てるのが不要で何年も咲き続けてくれますから手軽ですし、球根を増やすことができれば、鉢も増やせるので、手塩に掛けてみたくなってしまうのでした。
お寺で見る彼岸花は絵になります |
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