自分の住まいは意外に都会ですが、住民の保護でせせらぎが残されております。
飯島市民の森に源を発する流れですが、秋にはミぞソバの花が咲き揃うのです。
この花は、北海道のサロベツ原野を訪れた時、ガイドさんに教えてもらいました。
花は非常に小粒なので、つい見逃してしまいがちですが、じっくり見れば美しい。
まあ、ラムサール条約に登録された高層湿原に咲く花だから、湿生植物なんだ。
確かに、この市民の森のせせらぎは、林の北側を流れるのでじめじめしています。
あまり日当たりの良くない環境ですが、逆に好んで繁殖する印象を受けました。
それで、このミゾソバは、別名、ウシノヒタイ、コンペイトウグサというのだそうです。
後者は、花の姿が金平糖に似ているからでしょうが、ウシノヒタイは何じゃらほい。
何気に葉っぱを見てみますと、牛の角を生やしたような面影もありまして面白い。
要するに、葉の形を牛の額になぞらえたと察しましたが、可愛らしくもあります。
今までは花ばかりに目が行ってしまっていましたが、今回は葉を愛でてみました。
ところで、以前の記事でヤマノイモの新芽を掘り起こして、移植したと書きました。
ベランダに鉢を置き、毎日毎日、水遣りをしましたが、何か変だと思い始めます。
葉の形が少し違って肩を怒らせた格好が、丸いくびれに変わることもありません。
つまり、ヤマノイモの葉は、縦長のハート型ですらりとして肩も丸まっております。
それが一向に変化しないので、ひょっとして違う草花ではないかと気がつきました。
それで、出勤前に早起きして、わざわざ、せせらぎまで確認に行ってまいりました。
結果、ミゾソバの葉は、これが本当に牛の額なんだと納得がいくほどの姿です。
それに比べて、今育てている葉っぱは、角の部分から葉の先までが直線的です。
ミゾソバにも似ていないなんて、ならば近縁のママコノシリヌグイなんだろうかなあ。
この和名、継子の尻拭いという風変わりでな呼び名で、葉茎にトゲがあります。
だから、血のつながらない継母が、継子の尻を、わざと痛い棘で拭くのでしょうか。
まあ、昔は継子に対して、残忍ないじめ行為が行われて来たと言う証拠ですな。
でも、葉は多少似通っていますが、茎にはとげすら見当たらず、どうも違います。
よく分からなくなってきましたが、色々と若い葉を見ながら、一つ気がつきました。
それは、中には丸いくびれの少ない直線的な若葉も、あるのではないでしょうか。
結局、もう少し育ってみないと、これがミゾソバなのか、分からずじまいなのでした。
というわけで、牛さんデザインなら、ピンクフロイドのアルバムジャケットが有名です。
このプログレッシブロックバンドは、半世紀も前に「原子心母」というアルバムをリリースしたのですが、このタイトルも奇抜でチェロやブラス・バンド、コーラス隊などを大胆に採用した作品として評価も高く、一方、原子力電池駆動の心臓ペースメーカーの植込み手術に成功した女性の新聞記事(Atom Heart Mother Named)から名づけられたなんて、調べてみてウシノヒタイ以上にびっくりしてしまったのでした。
おまけ:
星蜂雀がホバリングしていました 投稿記事はこちらから |
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