2018年5月31日木曜日

歴史のある町並みを後世へ伝えようとする熱い住民の意思があってこそ、その町の営みが続いて行くんだな - 寺内町(大阪府富田林市)

   
今回の大阪旅行は、どうして行きたいと思っていた観光地がありました。
それは、富田林市にある寺内町で、伝統的な家屋の町並みが美しい。

町内を巡り歩けば、まるで江戸時代にタイムスリップしたような心持です。
文化財保護を目的とした法律で指定されているぐらいだから、行かねば。

なぜ見知ったのかと言うと、それはテレビ番組の「人生の楽園」からでした。
放送局は、テレビ朝鮮、おっと失敬、テレビ朝日と言う変態パヨクメディア。

だから、バラエティー番組だけは見てやるが、それ以外は唾棄する蔑視局。
それでもリタイアした後、どうやって楽しく暮らすかと言う課題は、真剣だよ。

だって、65歳まで雇用延長になっても、間もなくリタイア年齢は事実。
だから、マジになって視聴せざるを得ないのですが、自分は少し違います。

まあ、住んでいる所が横浜なのに自然が豊かで、十分の似非田舎暮らし。
今頃の季節は、朝早くからウグイスやジュウシマツがさえずっております。

ご近所のせせらぎでは、ザリガニ釣りをする子供達もいるし、虫達も多い。
アゲハチョウやシオカラトンボは当たり前だし、自然がかなり残っております。

ただ、向かいが飯島市民の森の里山だとしても、都市部は都市部です。
新興の住宅地には違いなく、伝統的な家屋もないし、歴史が浅いのね。

新開地生まれの道産子だし、歴史的な神社仏閣には、つい憧れるんだ。
だから、伝統的家屋の見られる町並みと言うのは、つい訪れたくなります。

それで、教員生活をリタイアしたご夫婦が、この町の魅力に惹かれました。
その後、この夫婦は実際に移り住んだのですが、この寺内町なのであります。

そして、奥さんが家庭科の先生だったから、お手の物で茶房を開いてしまう。
ご主人も、学生時代、喫茶店でアルバイトしたらしく、昔取った杵柄なのだ。

ネットで番組視聴できるよ、こちらから

お店の名前は、茶房 和(なごみ)と言って、自分も行って食事してみよう。
今回の大阪旅行で計画して行ってみましたが、はじめは探すのに迷いました。

先ず、それらしいレストランへ行ったら、違うのが分かって教えてもらう始末。
やっとたどり着いて、お店は予約できますかと聞いたのが、朝の十時前です。

奥さんも少し驚かれていましたが、お待ちしていると快く受けて下さりました。
その後、ボランティアのガイドで、街並みを案内してもらい、見学しました。

番組で美しい街並みに印象付けられましたが、実際に見た町並みは格別です。
後で知りましたが、白壁の町屋を抜ける通りが、日本の道百選になったほど。

たった三百メーターしかなくても、昔ながらに残された景観に癒されますな。
一方、これより前の三月、石川県の白峰地区の伝統家屋もぶらつきました。

  
こちらは、日本屈指の豪雪地帯に形成された特徴的な集落で、違いは建築様式。
雪の重みに耐えられる構造で、養蚕のために室温を一定に保てる土蔵造りです。

片や、寺内町は、門徒衆が寺院・道場(御坊)を中心に形成した自治集落です。
このため、自治都市の性格が強くて、濠や土塁を備えて町を守っていたらしい。

家業も繁盛したのでしょう、立派な商家が実に多くて往時の繁栄が偲ばれます。
一方、白峰は温泉街もあったりして、ひなびた雰囲気が残っていて捨てがたい。

というわけで、最後は茶房に戻りまして、おいしいお昼ご飯をいただきました。
お店では、昼食を食べながら、TV番組出演のことなど色々と話が弾みましたが、ご主人が落語が好きだったので、桂枝雀とか、古今亭志ん朝とか、色々と落語の話までさせてもらって、忘れられない寺内町の訪問となったのでした。




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