2019年1月5日土曜日

生きている化石みたいなシーラカンス的ゲレンデはレトロな魅力たっぷり - スポーツ振興石打スキー場(Mt.グランビュースキー場、新潟県)

スキー場の看板がやけに小さい

このスキー場は、隠れ家的なゲレンデで、知る人だけが訪れるゲレンデでした。
自分が訪ねた時も、行き当たりばったりに走り、偶然にたどり着いた印象です。

今改めてグーグルマップで確認しましたが、道標が貧弱過ぎて役に立ちません。
先ず塩沢石打ICを降りたら、国道17号線を少し走って看板を左折します。

見落としやすいほどの看板ですが、本当は手前の交差点で左折しても行けます。
ただ、途中途中で曲がる箇所には何の看板もなく、はっきりいっていい加減ね。

何となく走れば到着しそうでも、スキー客にはずい分と不親切だと思いました。
ただ、周辺はロッジや民宿が集まって、宿泊客には教えてもらえるのでしょう。

ネットを見ても意外にリピーターがあるらしく、理由は空いているからだとか。
他には、民宿が送迎する石打地区のスキー場には、ここも選ばれていました。

平成5年2月7日滑走

ところが、石打地区にこのゲレンデがあることを、知らない人が多いようです。
そして、どこかの財団法人が運営しているように感じますが、全く違います。

ごくごく月並みな民営ゲレンデで、もっと昔なら、石打大和と言っていました。
その後、改名が連続して、現在はMt.グランビュースキー場と名乗る始末です。

まあ、訪れてみれば、せいぜい名前が変わった程度かと思うに違いありません。
なぜなら、シングルリフトが頑迷に生き残り、今だに高速リフトすらないんだ。

うーん、シーラカンス的に進化が止まって、廃止リフトの支柱も立ったままだ。
運転を止めたリフトも多くて、現在は宮野下、第3・6リフトが運行中でした。

それで驚くことなかれ、この宮野下は中腹のゲレンデまでの単なる連絡リフト
周辺には民衆・ロッジが点在しており、宿泊客を運ぶのに動いていた感じです。

PDFなら、ここから見てね

もちろん、四半世紀前に滑った当時、スキー客もそれなりで賑わっていました。
でも、シングルリフトだけのレイアウトは、当時でもレトロと思ったものです。

さて、ここは地名が石打(いしうち)で、少し変わった名前と思っていました。
今回、投稿の前に調べましたが、ゲレンデ近くに石打神社が存在しています。

神社境内には岩が祀られているそうで、由来が結構おもしろい言い伝えです。
なんでも、はるか昔、暴風の夜があり、苗場山からこの岩が飛来し落ちました。

このため、この土地を石落と呼ぶようになり、転じて石打になったようです。
まあ、石打の地名は全国にも散らばっており、中には石打コブ観音まである。

だから、風変わりでもない分けで、何やら由緒を感じるのがおもしろいです。
というわけで、そんなエリアにひっそりと生き続ける、古色蒼然のゲレンデ。

当時も今も、駐車場料金を、しっかり千円取るあたりは、スキー客もまバラになった現在、少ないリフト収入を補填するために、ちゃっかり徴収しているのだろうと思ってしまうのですが、こういう天然記念物的なレトロさには、是非サバイバルしてもらいたいと祈念しつつ、滑った当時を懐かしく思い返すのでした。



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