北海道の大学を卒業して内地で働き始め、戻ることもなく四十年が過ぎました。
この歳になって、雪の多い土地ゆえ雪かきの難儀を思えば、帰る気もしません。
まあ、内地で一生を終えるかもしれませんが、現在の手遊びはガーデニングね。
色々な花々を限られたスペースの中でやりくりしながらも、栽培する日々です。
それで、すっかり忘れていたハナニラの球根をダメもとで三月末に植えました。
それから急に青々としたニラのような葉が元気に伸びましたが、花は咲かない。
関東圏なら早春に咲き出すのが普通なので、開花期を逃してしまったようです。
ところが、一輪のハナニラが五月末に咲き出したので、びっくりしてしまった。
葉の枯れる休眠期まではまだ日があるし、物の本では開花期は五月末までとか。
東北とか寒い地域なら五月末でも咲くのかもしれませんが、ここは暖地だから。
まあ、咲いてくれたハナニラは、ホワイトスターという代表的な品種のようだ。
閻魔堂なる小さなお堂の境内で群生していた株を、失敬して増やした球根です。
その内、勢いよく増えて来ましたが、早春の寒い時期に群生して咲くときれい。
特にこの時期は花が少ないので、ゲンゲの花と一緒にベランダを飾ってくれる。
それで、このハナニラは未だ青々として、休眠期に入るまでまだ間がありそう。
寒冷地の北海道でも栽培できますが、暑くないから休眠しないのではないかな。
仮に休眠したとしても、古い葉が萎れて新芽と入れ替わるぐらいではないのか。
こちらの休眠期と言うのも、経験したことが無いので鉢を放置してみましょう。
本当に暑い夏が来て葉が枯れだして、休眠を始めるのか見守るつもりでいます。
普通、手順通りに夏の終わりに植えた球根は、葉が枯れだすのも早いと思うな。
ガーデニングをしている人など、地植えの株はそれより先に葉を刈ってしまう。
なので、住んでいるこの辺で、何時頃休眠にはいるのか、分からないまま来た。
というわけで、今回の観察でハナニラの四季をはっきり見定めようと思います。
それで、ゲンゲの花は、北海道では越冬できないのですが、道南の函館辺りですと春先に撒けば発芽はできるが、すぐ暖かくなるため花は咲かずに成長するととネットで書かれたりしていますので、疑問に思ったら観察するしかないなとも思ったのでした。
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