釧路市は、人口15万人の道東第一の都市ですが、隣町は釧路町でややこしい。
しかも、この釧路町は人口が二万人弱なので、ベッドタウンになっています。
実は、釧路市が町制の頃、区制施行のため分立して釧路村が出来上がりました。
以来、お互い仲良く自治体の運営をしていますが、釧路市は大きな地方都市だ。
そのせいか、教育大の分校もあるし、美術館も道立と市立の二か所が存在する。
それで、なぜ、さかなクンと関係があるのかは、展示会が開かれていたからだ。
その名は、”さかなクンのギョ苦楽展”で、ついこの間まで、開催していました。
ポスターには、水揚げ日本一の釧路にさかなくんの作品がやってくるとPRね。
確かに、釧路は秋の味覚、サンマなどの水揚げでは名の知られた漁港なのです。
現在は、銚子漁港が十年以上も全国一位になりましたが、釧路は復活の兆しだ。
同漁港は、令和5~6年と二年連続で銚子漁港を抜いて一位に返り咲きました。
だから、ポスターに在った日本一は本当で、記念して作品展を開いたのだろう。
たまさか、道東へ旅行していた最中に、展示会の会期中だったのはラッキーだ。
なので釧路芸術館へ入館した次第ですが、市立の美術館でも展示が開催中です。
それは、”機動戦士ガンダム”のキャラクターデザインをした安彦良和の作品展。
これも見逃せないと思いましたが、時間の都合もあってさかなくんを選択した。
しかし、さかなクンのイラストは上手だなと思いつつ、紙粘土細工も楽しめる。
まあ、魚類に限って言えば、多芸多才の人物だというのは、誰しもが認めます。
訪ねた当日は、幼稚園の子供達も見学に来ていましたが、静かに鑑賞していた。
一般展示もありましたが、気づいた点は釧路など道東出身者のコレクションだ。
おそらく、道東の自然風土が下地となって、芸術家を育んだのかもしれないな。
というわけで、今回の道東旅行は、本当にアートの旅だったという気がします。
もちろん、北海道の雄大な自然美も、その風景、景観を鑑賞するという意味では、アートに親しむということなのかもしれず、これに、その風土に親しんだ芸術家の作品を鑑賞することが加わって、今回の旅行の趣向を一層深めたことになったのだと、思うのでした。



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