秩父八景の名所で、遊歩道に大きな石碑が立っていましたが、これって何かな。
ググってみると、江戸時代末期~明治時代初期に出た秩父郡史が、出典らしい。
① 秩父華厳の滝 ※今回の件
② 両神山 ※登山済み
③ 三峰山 ※参拝済み
④ 武甲山
⑤ 音楽寺(札所23番)
⑥ 瑞岩寺
⑦ 破風山
⑧ 長瀞 ※訪問済み
その景観が素晴らしいから列挙されたと思いますが、今となっては地味目です。
この中で、この滝と長瀞峡が借景には違いなくて、ただ、武甲山は山体崩壊ね。
というのも、日本屈指の世界席の良質な大鉱床で、採掘が進んでいるからだよ。
約四億トンが掘り出せるそうで、ただ山体が変貌しても、山頂はまだ大丈夫だ。
後はお寺が二か所も入っておりますが、今やご朱印状マニアぐらいのものです。
登山家向けの山塊もありますが、両神山は日本百名山だからまあ良しとしよう。
一方、破風山は、ハイキング向けで山頂からの眺望から秩父盆地が眺められる。
だから、借景として、この滝と長瀞渓谷を取り上げておきたい程度のものかな。
それで、秩父と断りがあるのは、本家、華厳の滝が有名すぎるくらいだからだ。
落差97メートルと日光の本家に比べて、こちらは落差20メートルだけです。
こじんまりとした滝なのですが、姿としては実にきれいで、美しいものがある。
紅葉の名所で紹介されていますが、規模としては小さくとも楓の紅葉が美しい。
滝の上まで登って、ぐるっと下って降りてくる道の途中で、紅葉を楽しみます。
紅葉なら、長瀞の”月の石もみじ公園”がよく知られていますが少し物足りない。
そんな時、この滝も立ち寄って紅葉を愛でれば秩父の紅葉巡りがより楽しめる。
一方、長瀞のライン下りも欠かせないかもしれませんが、秋はお勧めしません。
なぜなら、川の水量が落ちて浅くなり、難所の瀬を下ることもできなくなるの。
だから、水深のある川の淵に限って、ぐるぐる回るようにお茶を濁してしまう。
そんな話を、西部特急ラビュー号に乗っていた人の雑談で聞いてしまいました。
だから、その後で上さんと話をして、ライン下りの乗船は、あえて止めました。
というわけで、三峰神社へ向かう国道も紅葉がきれいですが崖崩れで通行止め。
かわりに、建設中のトンネルが暫定的に通行できるようになっていたのですが、一キロ以上も暗い中を走るだけで味気なく、しかも、舗装が十分でないので石が飛び跳ねるわ、道路の粉塵が舞い上がって視界が悪いわで、幾つか代わりとなる紅葉ポイントは選んでおくべきだと思ってしまったのでした。

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