2024年3月8日金曜日

インバウンド御用達で、ハイシーズンリフト券が六千六百円なら、あえてキムチスロープに行く気はない ー アライスノーリゾート(新潟県)

平成5年12月25日滑走
     
オープン間もない一週間後に、わざわざ滑りに出かけた”アライリゾート”です。
バブル期に何と五百億円も出資して、新潟県は妙高市にこさえられた巨大施設。

豊富な降雪量がウリで、五月のゴールデンウイークまで滑走が可能なゲレンデ。
一方、スキー人口も減って、雪の降りすぎるゲレンデの管理では負担が大きい。

結局、温泉施設などを拡充し続けて人気を博したものの、平成18年に営業終了。
第三セクター方式で欧州型のリゾートスキー場を目指したのに、残念な結果ね。

その後、施設は閉鎖されていましたが、五月連休に見に行ったことがあります。
その時思ったのは、再開できるように、ある程度の維持管理がされていたこと。

実際、競売に掛けられて、タダ同然の18億円也で韓国のロッテが買収しました。
このリゾートの運営会社ですが、ソニー創業者の森田昭夫氏の親族らが経営だ。

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なので、氏が保有したソニー株は、負債を処分する目的で売り飛ばされました。
いやはや、バブル期には成金趣味のリゾート開発に、目がくらんだ企業も多い。

例えば、北海道中央部にあるトマムも、最初に開発企業が破綻組になりました。
東北は仙台にあった関兵精麦という企業が、すってんてんになり経営破綻です。

同じ憂き目にあったゲレンデリゾートとしては、双璧ですが、現在は復活なの。
まあ、トマムがシナチクなら、アライはキムチの外国手勢がお買い上げでした。

それで、このゲレンデは、五月連休にも滑りに出かけましたが、混雑がひどい。
春スキーで空いているはずなのに、ゴンドラ乗車に待ち時間ができたほどです。

これを考えると、オーープン時に山麓までノンストップ滑走した楽しい思い出。
頂上駅からそこそこの斜度で、最後まで滑られる素晴らしいコースレイアウト。

山塊は大毛無山といいますが、山麓までコースの作りやすいスロープも多いな。
元来は山スキーコースとしても有名だったので、ゲレンデ開発はありえるお話。

というわけで、ハイシーズン一日券が、それなりにインバウンド向けに高額だ。
北海道のニセコなどでは、清掃員の時給も2200円まで爆上がりで、食事をしようものなら、カツカレー3200円、えび天そばが3500円にもなって、それでもインバウンド外国人は円安のせいか高くないと思っていて、悔しい日本人なのでした。

平成15年4月29日滑走
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2024年3月6日水曜日

もうすぐシーズンオフというのに、膝の関節痛も癒えたから、ゲレンデへ滑りに行きたくてウズウズする自分 ー 菅平・軽井沢ゲレンデ(長野県)

       
今週末、今シーズン二回目のスキー旅行に出かけますが、気になるのは天候だ。
先ず火曜日から水曜日の朝方に掛けて、関東山間部と甲信越地方は大雪の予想。

三月ともなるとシベリア寒気団の寒波ではなくて、湾岸低気圧の接近で一波乱。
太平洋岸を舐めたように前線を伴った低気圧が通り過ぎれば、降雪の兆候です。

自分の住んでいる横浜近辺は、雨になりそうですが、出かける先が大雪の模様。
長野県だと軽井沢菅平のゲレンデは、寒さを利用した人工雪のゲレンデも多い。

天然も多少は積もりますが、少ないからせっせとスノーマシンを稼働させます。
こうして出来上がったバーンは、シャリシャリで堅くて好き嫌いが分かれるな。

エッジが効けば、何とはないのですが、初心者はズルっと横滑りするかもなあ。
それで、今回のゲレンデ行は、正にこの地域でして、逆に天然雪が恵みになる。

人工雪の堅いバーンに天然雪が降り積もれば、最高の雪質が出来上がる分けね。
それで、あんまり遠出したくないので、軽井沢から菅平周辺で滑る予定なんだ。

昔、スキー場を滑走した数だけを増やすのに、熱中した時期がありましたなあ。
なので、ゲレンデを楽しんで滑った感じもなく、昔はリフト待ちもひどかった。

今回は、もう一度改めて滑る気にもなりましたが、ゲレンデ名が変わっていた。
この”峰の原スキー場”ですが、菅平スキー場からちょっと離れていて地味目だ。

ペンションはありますが、ゲレンデもこじんまりしていて客離れもありました。
なので、一度閉鎖してリニューアル再開が、台風19号の被害で休止の不幸続き。

やっと再開したら、”REWILD NINJA SNOW HIGHLAND”とインバウンド向け。
忍者と銘打ったあたりがまさにそうですが、お客さんが来てくれるかは未知数。

しかも、営業カレンダーでは週末だけの表示で、経営が大変なのかもしれない。
でも、決断して出かけますが、週末営業のみのスキー場は、あるにはあります。

特に、北海道の自治体が運営するゲレンデは、町民が相手なので週末だけとか。
まあ、北海道へリフト一本のゲレンデを目指す奇特なスキーヤーはいますまい。

それから、このスキー場の周辺では、同じような境遇のゲレンデが見つかった。
ここから国道406号線を北上すると、山田温泉キッズスノーパークがあるんだ。

     
リフトは撤去され、トロイカという大きなソリにスキー客を乗せる乗り物だけ。
地面を這うロープで斜面を引っ張りあげる方式で、これも立派な索道の仲間ね。

ここも週末だけの営業で、ターゲットは山田温泉に泊まりに来た家族連れかな。
というわけで、二泊三日で四か所のゲレンデを滑ろうかという、タフなプラン。

それでも、NHK大河ドラマで人気のあった”真田太平記”の舞台になった上田市に宿泊するので、上田城址の東虎口櫓門ぐらいは、観光で見学しておこうかと思った自分なのでした。



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2024年3月4日月曜日

スロープやらゲレ食ばかりを紹介するブログを見かけると、何となく貧相な感性で生きてるなと感じてしまう ー だるま屋謹製”かたぱん”(福井県)

       
遠隔地へスキー旅行に出かけると、その地域のスーパーで買い物が楽しみです。
醤油や味噌の醸造メーカーが違っていたり、日本酒の酒蔵も地酒がメインだな。

豆腐とか納豆なども地元メーカーがあったりして、滋賀では赤こんにゃくです。
福井では、油揚げ・がんもどきの種類が豊富で、全国一の消費量を誇るようだ。

それに、地域ならではの和菓子メーカーもあったりして、その発見が面白いの。
仙台駄菓子のブランドもあるけれど、島根の浜田市で泊まった時も駄菓子発見。

この時は、アサヒテングストンのゲレンデを滑ってから、一晩を投宿しました。
ここはゴンドラのあるゲレンデで今や休止状態ですが、ギリギリ滑られたんだ。

それで、ホテルから歩いてショッピングモールの”ゆめタウン”へ出かけました。
まあ、ここのスーパーで各種の駄菓子を見つけましたが、地元メーカーばかり。

お菓子コーナーには懐かしい和菓子が商品棚に並んでいて、地方色も豊かです。
帰宅してからネットで調べますと、出雲駄菓子というブランドを発見しました。

つまり、地方へ出けるにはスキー以外に、さまざまな楽しみに触れ合えるのだ。
この二月にも福井県敦賀市まで遠征しましたが、ここで”かたパン”を新発見だ。

昔、”鶴瓶の家族に乾杯”というTV番組で、これが登場した思い出があります。
伊豆の韮山反射炉を訪ねた時に、近くのパン工房で出されたのが、このパンだ。

鶴瓶さんがかじりつくと、異様に堅くて食べられず、家族の話だけを聞く始末。
なので、この敦賀で商品名を見つけた時には、直感で同じ類の商品と判断した。

上さんに先ずは断りまして、お土産として買って帰ってから、試食に着手だな。
確かに堅いは堅いのですが、割ろうと思えば割れるし、歯が欠けることも無い。

        
味は、堅い森永のマリービスケットみたいで、素朴な味が癖になってしまった。
ただ、青のりが表面にかけてあって、和風の味付けが何とも絶妙なマッチング。

ところで、”かたパン”は全国各地に商品があるようで、珍しくはないようです。
この食品は、近現代では保存が効くので軍隊の携行食糧として重宝されたんだ。

日本には幕末の西洋兵学と共に伝来して、韮山反射炉の江川英龍が取り入れた。
その功績もあって、秀龍は製パン業界から”パン祖”と称えられているんだって。

というわけで、今度は長野へスキー遠征なので、どんな駄菓子が見つかるかな。
改めて楽しみにしているのですが、上田近辺で佐久の鯉の洗いを食べてみたいとか、とろろご飯はどうだろうとか、先ずはご飯ものから物色し始めた自分なのでした。



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2024年3月2日土曜日

夏には避暑地として、フィッシングパークになって釣りが楽しめるという、通年型観光地になっているみたい ー 高鷲スノーパーク(岐阜県)

デポ千円を無駄にして持ち帰り
       
恐らく、前日は越前大野で野宿して、翌朝早くから奥美濃へ戻ったと思います。
記憶があいまいなで、この街は散策もせずに、すぐに寝てしまったみたいです。

ここから、下道走行で横浜まで戻ろうと言うのですから、かなりの強行軍だな。
だから、先ず国道158号線で奥美濃エリアに戻りましたが、未だ寄り道できる。

まあ、今回のスキー行脚の締めくくりとして、ここを選んだと言う次第でした。
時間的には午前中だけですが、ゴンドラのある大規模なスキー場でも大丈夫ね。

もう、四月になって春スキーだし、平日の月曜だから、お客さんもおりません。
こうして、ゴンドラに乗車したのだと思いますが、その時の印象が記憶に薄い。

今、ゲレンデマップを眺めると、クワッド二本で山頂まではたどり着けるんだ。
でも、コースデザインではゴンドラに乗車するのが、最も効率が良いようです。

なので、ゴンドラに乗ったはずですが、午前中だけで3回位だったのはないか。
しかも春スキーで、上級コースは斜面の雪も剥げて、閉鎖されていたはずです。

だから、思い返せば、時間を掛けて中級コースを降りて来たような気もします。
まあ、その年のパンフでは、最終営業の予定が4月17日とあって、まだ先だな。

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当時でもスキー客は減少していたのですが、それでもお客さんが来ていたんだ。
現在は、ゲレンデ頂上部で、お隣のダイナランドと行き来ができるみたいです。

まだ、連絡の無かった頃だし、春スキーだったから個別に滑りに行った感じね。
西日本最大とか言っていますが、現在ではハチ高原もハチ北と連絡しているし。

なので、そこまで言わなくても、中京圏では最大規模のスキー場に違いないな。
そんな記憶をよみがえらせつつ、帰り道では、以前立ち寄った日帰り湯を再訪。

”ひだ荘川温泉 桜香の湯”でお湯に浸かってから、帰宅したと言う長距離の運転。
というわけで、若気の至りで体力に任せて、よくあそこまで出かけたと思うの。

この後、このエリアのスキー場を再訪するのは、十年以上も後のことでしたが、今度は性懲りもなく富山県のスキー場まで足を延ばしていたなと、思い返している自分なのでした。

平成17年4月11日滑走



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