2015年4月22日水曜日

木祖と木曽って、隣り合ってわずらわしい自治体だな - やぶはら高原スキー場(その二) (長野県)

平成5年3月13日滑走

このゲレンデのある木祖村は、お隣が木曽町で、同じ読みで仲良く並んでいます。
実は、この村も平成の大合併構想で、木曽町に加わる予定ではあったのです。

ところが、住民投票では反対派が多数を占めたので、合併協議から離れました。
その結果、おらが村として自立を目指すことになり、現在までに至っております。

やはり、木曽川源流の里が命名の由来になった村ですし、プライドもありましょう。
住民たちの気概で、合併運動へ反旗をひるがえし、独立独歩を選んだのでした。

そんなこだわりの村にあるのが、やぶはら高原スキー場なのですが、歴史も古い。
戦前、昭和五年のオープンと村の年表にも紹介されており、米寿はもうすぐです。

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何といっても、リフト名に国設第一~三の懐かしさを感じる名称が残されています。
ただ、ほかは、ダイヤモンドライナー、さつき、丸山で、あまり統一性がみられません。

面白いのは、索道会社の樫山ダイヤモンドリフトが設営したクワッドの命名です
社名のまんまで名づけられていますが、同様に丸山は丸山さんの設置でしょうか。

ちょっと名称がバラバラで野暮ったいのですが、村営だったせいかもしれません。
だから、逆に昔ながらにおらが村のゲレンデをイメージ的に引きずっていて面白い。

これも、木祖という村の名称を捨てるには忍びなかった地元のこだわりでしょう。
まあ、CIでも導入して、施設全体の名称を刷新すべきだったのかもしれません。

やぶはら高原の名称も、市街地の薮原から来ているはずで、地元密着でした。
他方、マスコットは、FOXくんから、ヤビーとヤブーのペアに愛称が変わりました。

これも、経営が村営から民営に転換したきっかけで、行われたのでしょうかね。
それでも、やぶはらのヤブに引っ掛けようとしたあたり、まさに地元愛密着なのです。

ヤブー君

というわけで、斜度のゆるい初心者コースが、道路沿いに続くのが印象的でした。
これから、急な斜面がせり上がってゲレンデが構成されますが、コースは豊富です。

国設リフトを乗り継げば、斜度も急になって最高地点は標高が千七百メーター。
そこから、滑走距離も長く取れますので、飽きずに一日滑って十分に楽しめます。

そんなスキー場の思い出なのですが、帰りに木工文化センターも立ち寄りました。
パンフレットには、風光明媚な里を魅力にした日曜画家の村もPRしております。

つまり、昔から村おこしにはかなり熱心だったようで、一年を通して観光客誘致を図って来たのでしょうから、今後もこのスキー場には、ウインターシーズンの目玉として村に貢献して欲しいなとも、思うのでした。


おまけ
リフト券(裏面)
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駐車券



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2 件のコメント:

  1. つなわたり…の管理人をしております。&h3f3fです。
    この度、筆者ブログよりリンクを貼らさせていただきました。
    これからもよろしくお願いいたします。

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  2. リンクをありがとうございます。
    自分も、索道好きなんですが、意外にいらっしゃるものですよね。
    これからも、よろしくお願いします。

    返信削除