2017年3月8日水曜日

一村一品運動みたいなゲレンデのオープンしてはスキー専用のこだわり - 会津高原高畑スキー場(福島県)

平成4年12月27日滑走

この年も、正月休暇のスキー大行脚旅行が始まりましたが、口開けがここでした。
12月27日は日曜でして、この日から長い休みが始まったのだと思います。

これから翌年の仕事始めの前日まで、毎日毎日、スキー場を訪ね歩いていました。
先ず、福島県のスキー場を滑った後、秋田県のゲレンデまで徘徊していたのです。

このゲレンデは、現在は南会津町に存在していますが、昔は伊南村の所在でした。
会津高原と謳っていますが、観光開発のために名付けた地域名でしかありません。

南会津の地域全般が対象になっていたようで、高畑スキー場も借用したのでしょう。
ただ、一般的に定義される高原のイメージと違い、急峻な山間地を多数含みます。

実際、広いエリアを高原と眉唾に呼んだだけで、運転では手ひどい目にあいました。
遠いの何のって栃木県の塩原温泉を過ぎたら、淡々と山奥の国道を走るだけです。

結局、六時間以上を運転した感じで、スキー場に到着したら十時を過ぎていました。
駐車場も満杯で道端に車を寄せて停めたら、スキーを担いでゲレンデに上がります。

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それで、あっと驚いたのは、リフト乗り場で並ぶスキーヤーの行列の長さでした。
目検討でも一時間待ちはありそうな感じがして、ちょっとあきらめ気分になります。

なぜ、こんな田舎のゲレンデにスキーヤーでごった返すのか、理由が分かりません。
アクセスも結構不便だし、この混雑の理由を、並んで待つ間に考えてしまいました。

まあ、あるとしたら中上級者向けに仕上げたコースレイアウトの良さでしょうか。
スノーボーダーをお断りして、スキーヤー専用ゲレンデにしたのも一理あります。

半分以上のコースが、滑走距離で1キロ以上もあって、ガンガン滑り込めるのです。
ゲレンデの所々に、でくの坊みたいに突っ立っている邪魔なボーダーもおりません。

確かに初心者はあまりいないし、滑りたい熱気が至る所でムンムンしておりました。
なので、リフト回数券を買っても、一日で使い切るのは無理だと感じてしまいます。

結局、リフトを三本乗れば昼飯時を過ぎると計算して、回数券を買って乗りました。
冒頭の券は、一枚だけ余計に買ってコレクションしておいたもので、戦利品です。

ところで、このエセ会津高原では、一村一品運動みたいにゲレンデがありました。
その中でも、伊南村のこのゲレンデだけが、最も後発で平成元年のオープンです。
  
① 舘岩村 → 会津たかつえスキー場
② 南郷村 → 南郷スキー場
③ 田島町 → 台鞍山スキー場
④ 伊南村 → 高畑山スキー場   
  
面白いのは桧枝岐村が含まれていないことで、こちらは尾瀬観光の玄関口でした。
別に高原に含まれなくても、尾瀬のネームバリューだけで知名度は十分でしょうか。

というわけで、この高畑山は、日本に同名の山が十九箇所もあるのが判明しました。
多くは千メーターに満たない低山が多い中、この高畑山が日本最高峰になります。

海抜1294メーターとそれだけ標高があれば、3.5キロのロングラン滑走ができるゲレンデも確保できるでしょうし、豪雪地帯ですから積雪量も雪質も申し分なく期待できるゲレンデということで、ここは運営管理者の指定を受けたゲレンデ再生屋のマックアースさんにも奮闘いただきたいと思った次第なのでした。

おまけ:
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平成7年のゲレンデガイド
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