2018年12月21日金曜日

歴代の郡上藩主が、 自領内の最高峰で白山遥拝をさせていた白尾山にちなんだゲレンデ - しらおスキー場(郡上市・岐阜県)


奥美濃のゲレンデまでに足を伸ばしたのは、四半世紀も以前ではるか昔のこと。
中央高速道で、長野県の松本から安房峠の長いトンネルから高山を抜けました。

東名・東海北陸道で行けば良かったんだけど、高速料金を惜しんだと思います。
まあ、若い頃は車の運転が好きで、体力に任せて長時間ドライブは気にしない。

それと、雪道運転にスリル感があり、ABSが実際に効いた時は喜んでいました。
そんな、ありえへんスキー行脚の旅路だったので、当然、日程は長くなります。

正月休みを使い切り、ほとんど毎日を滑っていたようなもので、楽しかったな。
それと、内地の文物が、道産子には非常に目新しいものだったのは間違いない。

まあ、北海道にスキー場は当然あるし、ないのは茅葺屋根、瓦屋根の社寺仏閣。
圃場整備の進まない、クネクネとしたあぜ道のある小さな田んぼとか珍しいの。

北海道は開拓によって切り開かれているので、田畑の形状は、みんな碁盤の目。
大規模農法に適したように整備されたので、農地自体はどこを切っても金太郎。

ところが、子々孫々、昔から人手で切り開かれた農地は自然の制約を受けます。
人力には効率の限界もあるでしょうし、形状がばらばらなのが人目を引きます。

それと、密集した集落の形態が、道路も狭くて、北海道とは全く違って来ます。
時代劇のセットにあるイメージに似ていて、一人で感慨にふけったりする始末。

そんな、風景や風物を雪景色の中に見かけて運転するのは、楽しいことでした。
こうして、自分なりに奥美濃を感じたことは、北海道の冬に酷似していたんだ。

つまり、冬の季節は厳しい地方だというのを、この訪問で感じてしまいました。
もちろん、スキー場も中京圏、関西圏のスキー人口に期待して規模も大きいな。

それでも、自治体や地場の企業が運営する中小規模のゲレンデも点在しました。
数もかなりあり、滑り残したゲレンデも多く、しらおスキー場もその一つなの。

PDFを見るにはこちらから
一日券が二千円と安かった!

それで、今年のお正月にやっと滑走できたのに、廃業が決まってしまいました。
この六月に、ひっそりとネットで告知されたみたいで、後になって知りました。

運営者も地元の地名をつかった有限会社六ノ里とあり、ローカルな雰囲気です。
民宿ペンションのオーナーなど、地元有志が出資して運営していたのでしょう。

食堂に入って食事をしても、昔懐かしいもてなしのゲレ食を堪能できたりして。
鄙びた雰囲気が好ましく、ゲレンデにも奥行きの深いレイアウトに変化がある。

特に、索道距離1キロと長い第7ペアリフトから、滑り降りるコースが面白い。
空いているからスピードを出しても安全で、ノンストップで一気に降りるんだ。

こりゃ、かっ飛び野郎にはたまらないと思いましたが、廃業かと嘆息しますわ。
スキー愛好者の絶対人口も減っているし、閉鎖・廃業は已む無いことなのかな。

というわけで、休止ならば再開はあるかもしれないが、廃業だと永久の別れだ。
こうして、自分にとっては、リフト券とパンフレットコレクションの貴重なセットを得たのを、これ幸いといたしまして、この廃業告知に前後して、”六ノ里地域づくり協議会”が立ち上げられていますので、これからの新しい地域おこしにエールを贈りたいと思ったのでした。



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