2018年12月6日木曜日

日本独自の振り子技術が用いられた自強号だとしても、カーブの速度超過では脱線事故につながってしまうな ー 台鐵「自強号」(台北~花蓮間)

日本なら特別急行の自強号

台鐵の特急列車[自強号]に初めて乗ったのが、もう十年以上も前のことです。
その時は、営業を担当していたので、出張で高雄の顧客に会うのが目的でした。

本当は、飛行機にしたくて代理店の曹さんと松山機場に行ったら、飛びません。
台風が接近していて天候調査中の掲示ばかりで、それが運航中止に変わります。

この頃、新幹線は建設が決まったばかりで、まだ飛行機が便利な時代でした。
国内航空路線の企業にしても、日本に比べて多くて予約せずに乗れる感じです。

ただ、台風の中を飛ぶのは怖いなあと、少しばかり焦っていた自分もいる分け。
直木賞作家の向田邦子も、遠東航空に搭乗して飛行機事故で亡くなったんだ。

小学生の時分、下校時間が早くて家に戻ってテレビを見ていたら、速報です。
テロップが流れ、番組に出演中だった女流作家の田辺聖子も驚いていました。

記憶では、彼女にこの間会ったばかりだったのにと、言ったのを覚えています。
それでも航空券を購入しましたが、案の定、運航中止になってしまいました。


まあ、仕方がないのですが、急きょ台鐵で行こうというのが、この自強号です。
それで、時間のかかる山廻り線に飛び乗って、無事にお客さんに会えました。

あの頃、代理店の曹さんも古稀を過ぎていて、ご老体に無理をかけさせました。
申し訳ない次第ですが、当時は、決めた日程をこなさないと会社がうるさいの。

それに、民営の加油站で製品を羽振りよく買ってくれていた大事なお客さん。
だから、手土産まで持参して、お礼のあいさつにお伺いした懐かしい思い出。

それで、今回は東海岸にある都市、花蓮まで観光旅行目的で乗ったんだな。
昔は、韓国の車両メーカー、現代ロテム製造でしたが日本製に変わりました。

まあ、老朽化で故障が増えたのに、メンテナンス協力を拒否したからだよ。
でも、社会インフラは長期的な使用が前提で、維持保守は必須と思うのです。


というわけで、目先の利益だけが優先で、メンテの重要性など考えもしません。
例えば、半島財閥のSK建設が受注したラオスのダム建設では、報奨金目当てに手抜き工事覚悟で早期竣工させた挙句、雨季の増水に堰堤が耐え切れなくなって、この七月に決壊してしまいましたが、三日前に、SKの全従業員が現場から逃亡していたのであり、この確信犯的犯罪を国家プロジェクトで犯すような人でなし共ですから、台鐵が出入り禁止にしてしまったのは、結構なことだと思ったのでした。



いいねと思ったら、三つポチっとね!
にほんブログ村 スキースノボーブログへにほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへにほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村           にほんブログ村             にほんブログ村   




0 件のコメント:

コメントを投稿