挿し芽のウマノスズクサは枯れずに生きていますが、あまり成長していません。
気掛かりなのですが、おそらく、根が伸びて生命力を維持できるまで一辛抱か。
根が栄養を十分に吸収できるようになれば、来年に向けて枯れると思いますな。
実を言いますと、この挿し芽をした親株は、枯れずに毎年越冬しているのです。
この植物はつる草の性質を持つので、親株も金網を伝いながら伸びていました。
ただ、つるが木の幹のように木質化していたので、木本の植物だと思いました。
月に数度は、この親株を観察してきましたが、冬でも枯れずに越冬しています。
元来、亜熱帯~熱帯にかけて繁殖する植物ですが、東日本でも枯れないのです。
そして、年末に突然、芽が急激に伸び始めたのを見つけて驚いてしまいました。
この伸びた新芽には、小さな葉もついていましたので間違いなく馬の鈴草です。
枯れずに越冬する |
定期的に観察して気づいたまでのことですが、生態が良く分からない植物です。
実に不可思議な成長でしたが、知っている人がいたら、教えてもらいたいほど。
それで、ネットで質問してアドバイスをもらえましたが、冬は落葉するみたい。
観賞用に育てている木本の株は、年明けの冬の寒い頃、段々と枯れてき始める。
それから、三月初旬に元の葉のところから新芽が出て古い葉と入れ替わるとか。
だから、常緑とは違うと説明をいただきましたが、観察している親株は変だな。
まあ、複数の繁殖地で観察してきたので、自分なりの考え方を披露してみたい。
つまり、この植物は、光合成で植物の生命を維持する力が、それほど強くない。
その代わりに、宿根草として根を十分に張りながら代を重ねるのかもしれない。
だから、挿し芽の初期に成長が見られなくても、植えた土の成分と相性次第だ。
マッチングが良ければ、時間を掛けて根も張って成長するから焦らずにいます。
気長に見守るようにしつつ、毎日、メデネールで霧吹きするのも、おまじない。
それと、ネットで知り合った方から、いただいた種子で改めて撒いてみました。
それが全く発芽しないので、種子が不稔性になる確率が高いのかもしれません。
というわけで、種を送ってくださった方の株は、今年も結実したと聞きました。
もう一度、送ってもらえるかお聞きしているところですが、この植物の繁殖力はあまり強くないような感じがするのに、数年に一度しか結実しないのが二年も連続して種子がとれるということは、よほど果報な方なのだなと思ったのでした。
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