2014年9月15日月曜日

中級者向けにドンピシャのゲレンデがうれしい - 南郷スキー場(会津高原南郷スキー場)(福島県)

平成2年2月24日滑走

うれしいことに、マスコットデザインが現在も変わっておりません。
白ウサギさんのキャラが、ホームページでも飛び跳ねておりました。

スキー場の名前もキャラも変えることなく、しぶとくサバイバルです。
変わったといえば、会津高原の冠名が付け足されたぐらいでしょうか。

滑ると良さの分かるゲレンデですが、初心者はつらいかもしれません。
中級者向けスロープが多くて、緩斜面がほとんど用意されておりません。

グーグルドライブはこちらから

先ず、センターハウスからすぐ見上げるコースの平均斜度が18度です。
最大斜度は25度で、これなら中級者が楽しんでチャレンジできます。

この他、ボーダー向けにパークが充実してハーフパイプが自慢らしい。
だから、純粋に滑りを堪能したい人には、うってつけのスキー場です。

ところが、このゲレンデは弱点があって、かなりアクセスが悪いのです。
自分の経験では、ひたすら遠かったという思い出しか残っておりません。

カーナビソフトでルートを検索してみましたが、首都圏から五時間です。
当然、順調な運転の想定でして渋滞・休憩は一切カウントされません。

この内、一般道が85キロの距離になり三時間近くの運転を強いられます。
会津側へ入ると雪道の覚悟も必要で、スピードダウンは避けられない。

だから、行程は片道で七時間ぐらいを見込んでおくべきなのでしょう。
自分も走りまくりって到着しましたけど、正直言いまして疲れました。

となると、ストレスをためたくないので列車とかバスを使って出かけてみたい。
幸い会津高原鉄道が開通していて、会津田島駅まで利用が可能です。

ここからは、会津バス・南郷地域乗合タクシーと乗り換えながら何とかなる。
ただ、このタクシーが日曜日に運行しないとか、観光向けに運行されません。

どうも往路だけで一日仕事ですので、送迎してもらう方が無難かもしれません。
およそ二十年前は一日に直通で六往復だったのですが、時代の流れですかね。

こうなると、公共の輸送機関で出向く、奇特な人はいないような気もします。
それでも、会津田島でレンタカーを借りられそうなので、そちらが便利でしょう。



と言うわけで、ゲレンデの下にあるさかい温泉の日帰り湯は最高でした。
なんでも、泉質が硫酸塩泉でまるやかな湯質が美肌に良いと評判だそうです。

泊りがけで滑って遊んで、後はお湯に浸かって疲れを癒すというのが、スキー旅行の定番なのですが、まさにうってつけのゲレンデだとお勧めしたくなるのでした。


※おまけ:
南郷スキー場ロゴ
グーグルドライブはこちらから
全ページごらんいただけます

注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95(立風書房)



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2014年9月13日土曜日

スキー歴史遺産として登録して当たり前の一世紀 - 国設沼尻スキー場 (福島県)

平成3年12月28日滑走

現役で日本最古のスキー場だと自称するところがものすごいです。
かなり時代がかった表現ですけど、よもや縄文時代なんて言いますまい。

それでも、今シーズンは白寿を迎えたご長寿スキー場になりました。
と言うことは、来シーズンが百周年を迎える分けで祝賀ムードでしょうか。

スタッフさんのブログも面白くて、”1世紀終了致しました”と高らかに宣言です。
この間、大過なく無事に営業を続けてこられたのはゲレンデの慶賀でありましょう。

一方、関西の伊吹山スキー場も歴史がありますが、すでに過去形の話です。
現在、索道施設はあらかた撤去されてしまったようで往時をしのぶ影もありません。

この沼尻スキー場ですが、最古参だけあってスキー初物づくしのゲレンデです。
なんでも、戦前、15人乗りのソリを上部にあるウインチで巻き上げて運んでいました。

手旗を持った人が前進・後進の合図で動かしていたそうで、これは元祖リフトでしょう。
スキートロイカの原型みたいですが、現在でも子供向けには使われておりますね。

ほかにも、休憩小屋に照明を設けて夜間にスロープを滑られる工夫をしたようです。
これはナイタースキーの先駆けですが、そんなことがウイキで紹介されておりました。

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さて、このリフト券は円形で非常に珍しく、他ではニセコ国際モイワぐらいでしょうか。
コレクションとして自慢の一つですが、回数券を使い切れず残したままになりました。

これには理由があって、雪不足でゲレンデコンデションに恵まれなかったのです。
下から三本のリフトを何とか乗り継ぎましたが、初中級コースだけのオープンです。

しかも、積雪は三十センチにも達していない状況で、所々地面が現れていました。
枯れ草もまばらに顔をのぞかせているし、まともに滑るとスキー板を痛めるでしょう。

しかも、緩斜面のコースでつまらないし、無理する必要もないのであきらめました。
当時は暖冬の年が多くて、年末に苦心してオープンするゲレンデもあったのです。

このため、スキー場はスノーマシンを導入し、模造雪をせっせと降らせていました。
天然雪には負けても、コンデションの良いバーンを作るには欠かせなかったのです。

でも、この沼尻は機械の影も形も見当らず、天然雪の神頼みだけだったようです。
まあ、福島会津地方ですし、雪が積もるのは当り前で、運が悪いと思うしかない。

というわけで、スキー場の所有者が倒産、株主が破産しようが休まずに営業です。
現在は、新しいスポンサーのマックアースさんが経営しておられ、期待しましょう。

小学生五千円のシーズン券や日替わりイベントサービスなど、魅力が増えました。
ゆるキャラ・ヌマジリスくんもゲレンデに出没して、少し田舎くさいのが逆に新鮮かも。

国立公園内の中ノ沢温泉・沼尻温泉の観光地でもありますし、ここは一世紀の歴史と伝統に恥じないスキー場運営を末永く努めてもらいたいと、期待するのでした。


おまけ:
沼尻リフト回数券(裏)
ググったヌマジリス

  注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95(立風書房)


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2014年9月11日木曜日

現地でかつての運営会​社を口にするのはタブ​ーみたい - メープルヒルリゾート​スキー場 (栃木県)

平成3年12月28日滑走

確か、朝四時から七時までの早朝券を買って滑りました。
ここまでちゃんと記憶しているのに、リフト券が家の中で見つからない。

そんなはずはないと探すこと、一時間半、ようやく見つけだしました。
スクラップブックの保管先が、普段と違うところで思い出せませんでした。

整理整頓の悪さでしょうが、健忘症にでも罹ってしまったらどうしよう。
そんな不安はさておき、記事を書き続ければ、ボケることはありますまい。

さて、このゲレンデは、正月休暇でスキー滑走行脚の旅に出た初日でした。
この後、一月四日までしめて十五カ所のスキー場を訪れております。

栃木~福島~秋田~青森~岩手の各県を巡業みたいに滑りました。
その口開けが、メープルヒルだったのですが早朝の到着には理由もあります。

当時はスキー渋滞がひどくて、これを避けるためにいつも夜中に出発しました。
もし早めにたどり着けば仮眠していればよいだけですが、ここは営業中です。

グーグルドライブはこちらから

早速滑っちゃおうということで、いざゲレンデへ出ましたが誰も滑っておりません。
ほとんど貸し切りのゲレンデ状態で、思う存分滑走を堪能させてもらいました。

このスキー場、実際に営業された期間が、わずかに十年ちょっとと短命でした。
ゲレンデ自体、古株の鶏頂山スキー場とは資本関係があり一緒で紹介されます。

パンフレットを見ても乗り入れが想定されて、コースが開発されていました。
一方、すぐ隣のエーデルワイススキー場は、別会社のもので経営が違います。

さて、このメープルヒルは、シュガーアイランドが経営の一翼を担っていました。
名前からも連想できますが、元々はお菓子屋さんから出発した企業なのです。


カナディアンスタイルのイメージだそうですが、メープルシロップを連想しますね。
要するに、シュガーつながりの甘ちゃんの関係でスタートしたということでしょう。

結局、バブル景気が弾けてしまえば、急激に庶民の財布の紐は固くなります。
追い討ちを掛けるようにスキーブームの終焉もやって来て、客足が遠のきます。

ゴルフやホテルなどの過大な投資も祟って、負の遺産が連鎖するようになる。
こうなると甘い汁も吸えなくなりまして、母体の企業も経営不振に陥りました。

結局、関連する三セクの鶏頂高原開発(株)の破産が、とどめになったようです。
時は平成十一年四月、新世紀を迎えることもなく、静かに幕を下ろしました。

要するに、失われた二十年の日本経済として、事業失敗の典型例かもしれない。
あの頃はバブル景気で、派手な投資や消費が時代の趨勢だったのでしょう。

この経営者なのですが、同じ県内に勘違いもはなはだしい投資を残しています。
実に三億円も掛けて、アイスランドにある迎賓館のレプリカを建設していました。

紹介記事のブログはこちらから

首都レイキャヴィクにある、ホフディ・ハウス(Höfði)と呼ばれる邸宅なんですね。
アメリカとソ連の核の恐怖による冷戦構造を崩す話し合いの場所になりました。

時の首脳、レーガン・ゴルバチョフ会談の歴史的な場所ですが、なぜ栃木なのか。
しかも、ミニ共和国の一つだった”大金いかんべ共和国”の施設なのが微妙です。

それでも結婚式の披露宴会場やレストランだったようで、観光事業かもしれない。
なんだかわけの分からない、不思議なお金の使い道にも思えてしまいました。

と言うわけで、栃木の北部ではシュガーアイランドを口に出すのはタブーだそうです。
あれだけ派手に事業を推進しまくって大こけしたから、口も閉ざしたくなるでしょう。

そして、これに比べて堅実な経営のエーデルワイススキー場と違って、どこでどうやって道を間違えたのだろうかと、ふと考えてしまったのでした。


おまけ:
メイプルヒルリゾート・パンフ(表・裏)
メイプルヒルリゾート・パンフ(中)
メイプルヒルリゾート・パンフ(裏)


ご近所のゲレンデも紹介しております、、、、

この山に自生していないのだけれど県内には生えているからいいっか - 鶏頂高原見晴リゾート スキー場+鶏頂山スキー場(エーデルワイススキーリゾート)(栃木県)

名前をパクれば本家のご威光にあやかったのか有名になった - ハンターマウンテン・スキーボウル塩原スキー場(栃木県)


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2014年9月9日火曜日

温泉に入らずにスキー​だけ滑りに行ったのは​キ印かも!? - 万座温泉スキー場(群​馬県)

平成2年3月25日滑走

今となっては、同じ群馬県では、これぐらいの規模のスキー場が普通になりました。
もし、スキーを滑ろうという目的だけなら、ここまで出かけずに他を選ぶかもしれません。

この周辺なら、草津もあれば鹿沢ハイランドもパルコール嬬恋も散らばっておるのです。
それでも、上信越道の開通で浅間白根の有料道路を使えばアクセスが楽になりました。

東京の練馬からなら軽井沢までノンストップで、後はこの有料道を北上する順路です。
ただ、この道路料金が馬鹿にならず、出発点からだと軽く五千円を超えてしまいます。

ケチって軽井沢から国道経由でもいいのですが、若干遠回りで不便さは避けられない。
それに、万座に至る白根側ルートは必ず道路が有料になるため倹約も中途半端です。

浅間白根ルート・有料道路通行券

こうなると、上越の湯沢インターへ行く方が、安上がりでスキー場も選り取り見取りです。
他方、沼田・水上ならもっと手前で交通費が節約できてしまい、万座の影は薄くなる。

結局、このゲレンデは冬場の温泉旅に、スキーを足せばベストになるんじゃないのか。
つまり、目的の主従が逆転して、スキーはたまさか冬のレジャーだからという意味です。

これが背景になったのかどうか分かりませんが、最近、ゲレンデがこじんまりしました。
二年前に朝日山ゲレンデが休止され、万座とプリンスの二ゲレンデになってしまう。

そこでは二基のペアリフトがあって、長い方は八百メーター近い距離があったのです。
それだけで十分に楽しめるコースですが、道路で隔てられてアクセスが今一良くない。

ただ、自分の滑った時も、このゲレンデは雪が不足していてか、閉鎖されていました。
結局、滑り降りることができず、今となってはちょっと残念で悔しい思いもが残ります。

他にも、千二百メーターのクワッドリフトが廃止されてしまい、特徴が少なくなりました。
標高千八百メーターの起点とトップの二千だって、標高差があまりに物足りない。


滑走距離も長くて千五百メーターほどで、ゲレンデもバリエーションに頼るしかない。
このため、このクワッドが、ゲレンデの広がりに良いイメージを与えていた気もします。

つまり、西部系お得意の林間コースがここに設けられていただけに、実に惜しい。
さて、万座温泉は最近の温泉番付を見ても、万病に効くだけあって幕内の常連です。

お隣の草津温泉と同じに知名度も高いのですが、本格的な開発は戦後の話らしい。
西部グループが、温泉開発に併せて、道路にホテルにスキー場もオープンさせる。

基本的には、この白根ルートが開通し交通の便が改善されたゆえ、発展につながった。
と言うわけで、もし滑りに行こうという人がいれば、ぜひ泊りがけをお勧めしたいのです。

スキー場は、単なるつまみにすぎず、四季を通じたメインディッシュは温泉なのでした。
雪見の露天風呂に酒をたしなむとすれば、スキーはアトラクションのひとつでしかない。

ここは、無理せずにレクリエーション、レジャー気分でこのゲレンデを滑ってもらいたいとも思うのでした。


おまけ:
グーグルドライブはこちらから
注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95(立風書房)
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現在のゲレンデ

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