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平成3年12月28日滑走 |
現役で日本最古のスキー場だと自称するところがものすごいです。
かなり時代がかった表現ですけど、よもや縄文時代なんて言いますまい。
それでも、今シーズンは白寿を迎えたご長寿スキー場になりました。
と言うことは、来シーズンが百周年を迎える分けで祝賀ムードでしょうか。
スタッフさんのブログも面白くて、”1世紀終了致しました”と高らかに宣言です。
この間、大過なく無事に営業を続けてこられたのはゲレンデの慶賀でありましょう。
一方、関西の伊吹山スキー場も歴史がありますが、すでに過去形の話です。
現在、索道施設はあらかた撤去されてしまったようで往時をしのぶ影もありません。
この沼尻スキー場ですが、最古参だけあってスキー初物づくしのゲレンデです。
なんでも、戦前、15人乗りのソリを上部にあるウインチで巻き上げて運んでいました。
手旗を持った人が前進・後進の合図で動かしていたそうで、これは元祖リフトでしょう。
スキートロイカの原型みたいですが、現在でも子供向けには使われておりますね。
ほかにも、休憩小屋に照明を設けて夜間にスロープを滑られる工夫をしたようです。
これはナイタースキーの先駆けですが、そんなことがウイキで紹介されておりました。
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さて、このリフト券は円形で非常に珍しく、他ではニセコ国際モイワぐらいでしょうか。
コレクションとして自慢の一つですが、回数券を使い切れず残したままになりました。
これには理由があって、雪不足でゲレンデコンデションに恵まれなかったのです。
下から三本のリフトを何とか乗り継ぎましたが、初中級コースだけのオープンです。
しかも、積雪は三十センチにも達していない状況で、所々地面が現れていました。
枯れ草もまばらに顔をのぞかせているし、まともに滑るとスキー板を痛めるでしょう。
しかも、緩斜面のコースでつまらないし、無理する必要もないのであきらめました。
当時は暖冬の年が多くて、年末に苦心してオープンするゲレンデもあったのです。
このため、スキー場はスノーマシンを導入し、模造雪をせっせと降らせていました。
天然雪には負けても、コンデションの良いバーンを作るには欠かせなかったのです。
でも、この沼尻は機械の影も形も見当らず、天然雪の神頼みだけだったようです。
まあ、福島会津地方ですし、雪が積もるのは当り前で、運が悪いと思うしかない。
というわけで、スキー場の所有者が倒産、株主が破産しようが休まずに営業です。
現在は、新しいスポンサーのマックアースさんが経営しておられ、期待しましょう。
小学生五千円のシーズン券や日替わりイベントサービスなど、魅力が増えました。
ゆるキャラ・ヌマジリスくんもゲレンデに出没して、少し田舎くさいのが逆に新鮮かも。
国立公園内の中ノ沢温泉・沼尻温泉の観光地でもありますし、ここは一世紀の歴史と伝統に恥じないスキー場運営を末永く努めてもらいたいと、期待するのでした。
おまけ:
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沼尻リフト回数券(裏) |
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ググったヌマジリス |
注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95(立風書房)
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