2014年9月5日金曜日

ゲレンデをキャラクター商品化するアイデアはここから発信された - かたしな高原スキー場(群馬県)

2003ワンダーランド片品パンフ(12P)より

まさか、ナインチェ・プラウスの名前でがゲレンデキャラとは言えないでしょう。
本家オランダではそうかもしれませんが、日本では英語名になっています。

やはり、ミッフィーちゃんだよって子供たちには教えてあげたいところですね。
さて、この小さなうさこちゃんがゲレンデにやってきたのは、平成八年です。

かれこれ二十年近くも前のことで、今はもう成人式を終えたかもしれない。
当時は、スキー場がイメージキャラクターを持つのはとても珍しいことでした。

一方、キティーちゃんをマスコットにしたゲレンデも同じ年のオープンです。
ヘブンスそのはらスキー場がそうでして、スキーキャラの草分けになりました。

平成2年1月13日滑走

それまでは、パンフレットやリフト券にマスコットをワンポイントで載せたりしました。
普通は、冬の季節をイメージしたりそれに関連する動物が多かったと思います。

ほかには、施設内のいろいろな所で掲げる看板にも描かれたりしましたね。
ただ、スキー場を象徴するイメージより、PRの一小道具に過ぎない感じです。

そこで、こういったキャラの本質で、ミッフィーの以前以後に違いが出たのでしょうか。
実は大ありだと思っていまして、ゲレンデ自体がキャラクター商品化しています。

つまり、このキャラのコンセプトに沿って、ゲレンデが企画されているかどうかでしょう。
結論は、ミッフィーを絵本で知った子供たちと親御さんに来てもらいたいはずですよ。

それは、お客さんに家族で楽しく滑られる安全なゲレンデを提供するという概念です。
このため、スノーボーダーさんにはご遠慮いただく趣旨が、HPに紹介されていました。

これは、ファミリーを中心にスキー客だけに入場してもらうという考えに違いありません。
当然、施設規模・集客力を綿密に分析した背景があるはずで、実に手が込んでいます。

CI導入前のパンフレット

当時、すでにスキーブームは終焉していて、来場者の落ち込みは目に見えていました。
それまでは、ゲレンデをオープンすれば、客が勝手に集まる売り手市場だったのです。

と言うわけで、このスキー場は、知恵を絞ってミッフィーちゃんにヘルプを出しました。
もちろん、セールストークの「都心から2時間でパウダースノーエリアへ」も武器です。

そして、尾瀬ヶ原は片品村の村域で、冬以外にも通年の観光資源に恵まれています。
となれば、ここは冬しか来ない金欠気味の若いあんちゃんボーダーより、手堅く金を落としてもらえるファミリーに、ターゲットを絞って良かったのではないかと思うのでした。


おまけ:

トンネル開通による良いこと
◉35ヶ所の急カーブが、4ヶ所のカーブになります。
◉高低差が無くなる。
◉ノーマルタイヤでの走行距離が伸びる可能性がある。
練馬ICから片品村まで1時間50分に!
沼田ICからはたった30分に!
走行距離が3.5キロ短縮し、走行時間はなんと15分短縮。


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