2014年9月17日水曜日

季節が違うと、ここは夏から秋の方が断然いいのが分かった - 聖高原スキー場周辺 (長野県)

聖高原スキー場の周辺
冬場の頃と違って観光地っぽい


九月の三連休は、長野県へキャンプ遠征に行ってまいりました。
現在、自家用車を所有していないので、移動は鉄路やバスが中心になります。

駅かバス停を降りて、ハイキングで出かけられる場所がベストというわけです。
いろいろ探したのですが、結局、千曲市の大池キャンプ場に決めました。

JR篠ノ井線の姨捨駅をおりてから、一時間と少しの徒歩で到着が可能です。
しかも、収穫のシーズンなので、稲穂の実る棚田の景観を期待していました。

姨捨駅からの棚田


この姨捨駅ですが、スイッチバック方式で列車が乗り入れする、珍しい駅です。
列車がいったん通り過ぎてからバックし、ホームに停車してから発車します。

かなり面白い体験になりますし、善光寺平が見渡せる車窓の眺めは抜群です。
こういった点も決め手になったのですが、当然、山登りのオプションは忘れません。

これこそメインでして、姨捨山(おばすてやま)の登山も計画して出かけました。
正式は冠着山と言って、標高千二三百メーターの気楽な山登りが楽しめます。

姨捨山(冠着山)
姨捨山からの眺望・善光寺平

キャンプ場からは往復で十キロほど歩く感じですが、多少物足りなく思いました。
少し寄り道をすれば、聖湖そばのレストランで食事を取ることもできそうです。

テント泊まりだと、どうしてもインスタントや缶詰の食事が中心になってしまいます。
ここは、一点豪華主義で、昼ごはんをちょっと気張ることにいたしました。

実は、この寄り道には、別の楽しみもありまして、それはスキー場の現在でした。
この聖高原スキー場を滑走したのは、四半世紀まえのことでかなり昔です。

大池市民キャンプ場

今現在は、どのような変わったのか興味もわきまして、立ち寄ってみました。
さて、冬場に出かけたときは、聖湖が結氷していて湖があるのかも分からない。

車の通行もほとんどなく、スキー場も十人滑っていたかどうかで閑散としています。
ずいぶんと裏寂れた観光地に来てしまったと思いましたが、それは冬だけでした。

夏から秋にあけて行楽のシーズンの最盛期では、結構、にぎわっているのです。
休日は観光リフトが営業され、頂上の展望台から360度の絶景が楽しめます。



聖湖では、スワンボートに乗って楽しむ人もいたし、バス釣りもできたりしました。
ボート乗り場で入漁料を払って、竿と餌を借りますが、簡単にかかるようです。

車の通行も多いですし、楽しみにしていたレストランもお客さんがおりました。
ここは、実に手ごろな観光地だと思いましたが、知名度は今一でしょうかね。

標高は千メーターちょっとと低めで、志賀高原ほどの高山地帯でもないのです。
温泉も湧いておりませんし、一押しの名所としては姨捨の棚田ぐらいですか。

冬場はスキー場もリフトが一本だけだし、湖も沼が多少大きくなったように見える。
村営博物館には、いたく場違いなF104のジェット戦闘機がおかれておりました。

というわけで、聖湖高原の再訪は、観光地の魅力を新しく見せてくれました。
冬の季節しか知らなかった自分にとっては、目からうろこの感じがした分けです。

約半世紀前、自治体の別荘地開発が端緒となって、観光地としての知名度が高まっていったようですが、その割りに現状では、別荘がまばらにしか見えませんし、他の観光地に比べて帯に短したすきに長しの印象なのかなーとも思うのでした。


<撮影した写真・パンフ>
グーグルドライブはこちらから
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トリカブト、有毒ですが秋の花としては有名
ツリフネ草、秋の花ですが群生に恵まれました
キツリフネ、ツリフネ草と群生地が同じです
アキアカネ、都会では見るのが珍しくなりました
大池キャンプ場の入り口付近、秋の青空が秀逸
姨捨駅でもらったパンフにあった棚田の見所ポイントから
松本市観光案内所のアルクマ、かわいい
   

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