聖高原スキー場の周辺 冬場の頃と違って観光地っぽい |
九月の三連休は、長野県へキャンプ遠征に行ってまいりました。
現在、自家用車を所有していないので、移動は鉄路やバスが中心になります。
駅かバス停を降りて、ハイキングで出かけられる場所がベストというわけです。
いろいろ探したのですが、結局、千曲市の大池キャンプ場に決めました。
JR篠ノ井線の姨捨駅をおりてから、一時間と少しの徒歩で到着が可能です。
しかも、収穫のシーズンなので、稲穂の実る棚田の景観を期待していました。
姨捨駅からの棚田 |
この姨捨駅ですが、スイッチバック方式で列車が乗り入れする、珍しい駅です。
列車がいったん通り過ぎてからバックし、ホームに停車してから発車します。
かなり面白い体験になりますし、善光寺平が見渡せる車窓の眺めは抜群です。
こういった点も決め手になったのですが、当然、山登りのオプションは忘れません。
これこそメインでして、姨捨山(おばすてやま)の登山も計画して出かけました。
正式は冠着山と言って、標高千二三百メーターの気楽な山登りが楽しめます。
姨捨山(冠着山) |
姨捨山からの眺望・善光寺平 |
キャンプ場からは往復で十キロほど歩く感じですが、多少物足りなく思いました。
少し寄り道をすれば、聖湖そばのレストランで食事を取ることもできそうです。
テント泊まりだと、どうしてもインスタントや缶詰の食事が中心になってしまいます。
ここは、一点豪華主義で、昼ごはんをちょっと気張ることにいたしました。
実は、この寄り道には、別の楽しみもありまして、それはスキー場の現在でした。
この聖高原スキー場を滑走したのは、四半世紀まえのことでかなり昔です。
大池市民キャンプ場 |
今現在は、どのような変わったのか興味もわきまして、立ち寄ってみました。
さて、冬場に出かけたときは、聖湖が結氷していて湖があるのかも分からない。
車の通行もほとんどなく、スキー場も十人滑っていたかどうかで閑散としています。
ずいぶんと裏寂れた観光地に来てしまったと思いましたが、それは冬だけでした。
夏から秋にあけて行楽のシーズンの最盛期では、結構、にぎわっているのです。
休日は観光リフトが営業され、頂上の展望台から360度の絶景が楽しめます。
聖湖では、スワンボートに乗って楽しむ人もいたし、バス釣りもできたりしました。
ボート乗り場で入漁料を払って、竿と餌を借りますが、簡単にかかるようです。
車の通行も多いですし、楽しみにしていたレストランもお客さんがおりました。
ここは、実に手ごろな観光地だと思いましたが、知名度は今一でしょうかね。
標高は千メーターちょっとと低めで、志賀高原ほどの高山地帯でもないのです。
温泉も湧いておりませんし、一押しの名所としては姨捨の棚田ぐらいですか。
冬場はスキー場もリフトが一本だけだし、湖も沼が多少大きくなったように見える。
村営博物館には、いたく場違いなF104のジェット戦闘機がおかれておりました。
というわけで、聖湖高原の再訪は、観光地の魅力を新しく見せてくれました。
冬の季節しか知らなかった自分にとっては、目からうろこの感じがした分けです。
約半世紀前、自治体の別荘地開発が端緒となって、観光地としての知名度が高まっていったようですが、その割りに現状では、別荘がまばらにしか見えませんし、他の観光地に比べて帯に短したすきに長しの印象なのかなーとも思うのでした。
<撮影した写真・パンフ>
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トリカブト、有毒ですが秋の花としては有名 |
キツリフネ、ツリフネ草と群生地が同じです |
大池キャンプ場の入り口付近、秋の青空が秀逸 |
松本市観光案内所のアルクマ、かわいい |
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