2014年6月25日水曜日

行ったら秘湯と地熱発電所は見逃すな - 松川温泉スキークラウド(八幡 平リゾート下倉スキー場) (岩手県)

平成2年1月3日滑走

オープン初年の命名が、下倉スキー場へと変わってしまいました。
すごく単純な呼び名になってしまい、ちょっと拍子抜けです。

平成4年頃のゲレンデガイドブックでは、すでに改名されてしまいました。
もっとも、近隣の東八幡平スキー場は八幡平リゾートにグレードアップ。

その一方で、下倉は田舎のありふれたゲレンデ名称で落ち着きました。
これに加えて、現在では八幡平リゾートとセットでよく紹介されています。

自分的には、スキークラウドってネーミングが結構格好良かった気もします。
クラウドは、先端のネットワークシステムを指し示す言葉ですね。

スキー好きが集結するベースみたいな意味にもなるんじゃないのか
ちょっと早すぎたのかなーと思いつつ、今は月並みな印象が隠せません。

この東八幡平エリアは温泉郷でして、一番奥が松川温泉です。
日本秘湯の会に参加する名湯で、自分も投宿しています。

火山地帯ですから地熱もすごくて、それを利用した発電所もありました。
何でも本邦初の商用発電所だそうで、一見は百聞にしかずかもしれません。

要するに、温泉とスキーがセット化した典型的な観光地なわけです。
しかも、自治体がスキー場を誘致したので、これも町起こしのパターン。

ただ、下倉スキー場は後発だったせいで投資が息切れしてしまいました。
駐車場とレストハウス一軒以外は、何もない殺風景なスキー場。

クリックで拡大します

ゲレンデ整備が追いついていなくて、斜面に巨岩がゴロゴロしていました。
なるほど、活火山の岩手山山麓だけあって溶岩だと感じたものです。

ただ、東八幡平スキー場より中級レベルの斜面も多くて滑りは楽しめます
長めのリフト3本を乗り継ぎますが、微妙に不便さも感じて不思議です。

温泉スキー客を吸収するバッファーみたいに急ごしらえしたのでしょうか。
実際、スキーブームの下り坂に開発された環境は、覆せませんでした。

というわけで、八幡平リゾートとサブのセットで扱われるのが現状です。
ただ、谷を挟んだ違う山に位置していましてて、岩手山もながめられます。

なので、借景目当てにここへ滑りに来るのもベターだと思うのでした。


注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95(立風書房)


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