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オケジッタ・スキー場ゲレンデガイド クリックで拡大します |
立風書房の95年版ゲレンデガイドブックに、ちゃんと紹介されておりました。
発行元は有名な老舗的出版社でして、一応、スキー場は認知されていた感じです。
ゲレンデはリフト二本の構成で、格別に特長もないのが、扱いに反映されています。
一応、ゲレンデのイラストが掲出されただけでも、良かったんじゃないでしょうか。
規模的にこのレベルでは、北海道だとごく普通にあり、名前と住所だけの扱いです。
比較のために、次のように挙げてみますが、北海道のゲレンデは驚きなんですね。
① スキーメビウス(ノーザンアークリゾート)(北見市)
→ フード付きクワッドリフト(索道距離1キロ!)
② 紋別市営大山スキー場(紋別市)
→ 山頂からオホーツク海と流氷が眺められる
③ 阿寒湖畔スキー場(阿寒町)
→ FIS公認のコースがある本格的なゲレンデ
④ 和寒東山スキー場(和寒町)
→ フカ雪ゲレンデはサイコー(個人的に)
⑤ 長沼スキー場(長沼町)
→ 石狩平野の眺めが良いのに地味な点が残念
⑥ キャンモアスキービレッジ(東川町)
→ クワッドリフト(索道距離1キロ?)、Iターンで有名な町
⑦ 音威富士スキー場(音威子府村)※ゲレンデガイドに未掲載
→ フリースタイルスキーエアリアル競技のFIS公認コース常設
⑧ カルスス温泉サンライバスキー場(登別市)※ゲレンデガイドに未掲載
→ リフト三本、温泉とセットのスキー場
⑨ 士別日向スキー場(士別市)
→ 三年ぶりの再開がうれしい
まあ、北緯40度を超えて来ると気温もぐっと下がり、雪質が内地と全く違います。
このため、余り標高が高くない平野部や海岸線に近いゲレンデも、あったりします。
このため、車でひとっ走りすれば、すぐゲレンデにたどり着けるのがうれしい。
それに比べれば、このオケジッタスキー場の高山市高根は、かなり辺鄙で遠いです。
標高も千三百メーターまで上がらざるを得ず、最寄の高速ICがはるか彼方でした。
中高速の伊那ICを降りてから、カーナビによれば運転時間は二時間にもなります。
一方、高山市からは、これも二時間ほどの下道運転で、アクセスが劣悪でしょう。
こうなると、すぐそばのチャオ御岳のゴンドラのあるゲレンデに目移りしますね。
ここまでして、リフト二本の施設を滑る価値は、どうも見出せそうにありません。
なので、スキーブームも終われば、客も遠のいて自然に消滅したのだと思いました。
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このパンフレットですが、依然取り上げた記事では、ページ毎に紹介していました。
少しバラバラでまとまりのない感じもしましたので、PDFに再構成してあります。
見直すと、ちゃんと写真撮影なんかもして、意外にちゃんと作ったのが分かります。
それにしても、オケジッタという地名だけが、違和感を覚えずには入られません。
ふざけて命名したんじゃないかと思いましたが、調べましたら実際の地名でした。
現在、スキー場はありませんが、エリアは、高地トレイニングのフィールドです。
このため、併設の宿泊施設が運営されており、この住所がなぞを解いてくれました。
何でも、スポーツインオラ(高山市高根町小日和田桶シッタ−1−1)とあります。
なんと、桶シッタと書いてあって、地名から命名されたのが、明らかになりました。
でも、桶にシッタって、一体全体何を意味しているのか、良く分からないのです。
シッタは、陶芸で使う器具で、高台を削る(仕上げ)時に使う削り台みたいです。
つまり、桶がシッタの役割をしていて、そこで陶器が焼かれていたのでしょうか。
でも、高根地区に登り窯があったような話は、ネットで調べても判然としません。
だとすると、シンプルに考えて、桶をシッタするような意味なんじゃないのか。
つまり、長峰峠を越えて信州に向かう際、人足が重い桶の荷物を運ぶのは大変です。
だから、人足を叱咤=シッタする場所が、この日和田近辺になったのかもしれない。
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スポーツインオラ(ロゴ) |
というわけで、転じて地名が桶シッタになったと、無理やり考えたいところです。
この峠と、北にある野麦峠を抜ければ信州に入りますが、これが江戸街道でした。
江戸時代、高山は幕府天領で、都の江戸とは、この街道を通じて往来がありました。
このため、江戸街道といったのですが、一方で、信州へは重要な物流のルートです。
富山湾で獲れたブリは、高山に入って市がたち、厳しい雪の峠を越えて運ばれます。
これが、信州では正月魚となって、飛騨鰤(ひだぶり)と呼んたほど貴重でした。
だから、人足すなわち歩荷(ぼっか)という人の背で運んんだから、桶シッタになったのかもしれず、これが自分なりの語源として主張したいところですが、ゲレンデ一つをとってみてんも、地名に深い歴史の背景が影響しているようで、なかなか興味深いものがあると思うのでした。
おまけ:
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