平成27年12月26日滑走 |
あれっ、ごく普通の紙のリフト券に代わっていたので、すこし驚きました。
最後に滑ったのは、もう十年以上も前ですが、ICチップのリフト券だったのです。
まあ、スキー場は変わりなく健在でしたが、こんなことで月日を感じました。
他方、今シーズンの初すべりが、この斑尾高原になるとは夢に思いません。
ところが、ひどい暖冬シーズンが、スキー場オープンを極度に遅らせて来ました。
前日、新潟の松之山温泉に泊りましたが、ようやく雪が降り出したほどです。
次第に、どのゲレンデも雪不足に思われて、翌日電話で確認しまくりました。
なんと、近場でかろうじて滑走できるのは、グリーンピア津南と野沢温泉だけ。
この豪雪地帯の松之山温泉ですら、積雪十センチとお寒い状況なのです。
戸狩温泉、さかえ倶楽部も滑られず、スキー場の人が悲鳴を上げていました。
しかも、リフトが一本、二本と滑走できる斜面が、かなり限定されております。
緩斜面で雪が良く張り付いたバーンだけが、融けずに営業しているのでしょう。
もちろん、野沢温泉はゴンドラで上ってしまえば、標高千五百m前後です。
結局、ゲレンデの雪質が安定していると考えて、野沢温泉に向かいました。
この辺りは、スキー行脚の旅で、で国道353・117号線を良く走りました。
上信越道が開通するまでは、志賀高原への抜け道で紹介されていましたな。
特に、長野オリンピックで117号線が付け変わる前は、度胸試しの道でした。
旧道は二車線あるかないかで、分離帯の線もなく、信濃川沿いを走ります。
旧国道117号線のスノーシェード |
スノーシェードで日当たりも悪いし、路面が融けないで凍っていたりもしました。
まあ、抜け道とは言え、結構な悪路で、事故車に遭遇した思いでもあります。
特にトヨタのランクルがカーブを曲がれず、あぜ道を突っ切って停まっていました。
ドライバーは、四駆の走行性能を過信しすぎたんじゃないかと。思うのですよ。
信濃川沿いの土手道なので、ゆっくり走れば川の眺めも良かったはずでしょう。
それよりも、早くゲレンデについて、滑りたかったのかもしれません。
そんな思い出のある道も、オリンピックのおかげで本当に道が良くなりました。
雪見であろうが、60キロくらいはラクに飛ばせたりしちゃって、曲がりも少ない。
まあ、そんなことを思い出して、野沢温泉に着きましたが、雪が全くありません。
ゲレンデも地肌が露出して、本当に、暖冬なんだと改めて感じ入った次第。
ところが、お客さんは押し寄せてきていて、第三駐車場まで満車なのでした。
仕方がないので、少しきついカーブを上り詰めて上がると、車が並んでいます。
それで、先頭車のドライバーが、誘導係の人としばらく話し合っておりました。
それが終わったとたん、踵を返すように駐車場から出て、坂を下りていきます。
変だなーと思いつつ、車を進めると誘導係の方から、逆に話しかけられました。
それが、急に停電が発生してゴンドラが運転中断の状態にあるというのです。
いつ再開なのか分からないし、ゴンドラ駅への連絡バスも人が並んでおります。
あきらめて駐車場を出ようとしたら、もう一人の駐車係が車に寄ってきました。
何でも、斑尾高原が、これからゲレンデをオープンすると、耳打ちしてくれました。
それだったらと行ってみたくなって、さっそく再出発したんですが、滑られました。
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オープンが正午からなのも、少し特別だったみたいで、リフト一本の稼働です。
パンフでは、第一リフトの名称でも、本当は三基が並んで掛けられています。
その内、トリプルリフトだけが運転され、千円ぽっきりの午後券で楽しみました。
というわけで、積雪は三十センチあったかないかで、ブッシュも顔をのぞかせます。
雪も少ないし、圧雪車のゲレンデ整備もしませんでしたが、十分楽しみました。
ウイキペディアによれば、平成17年に倒産した斑尾高原開発に代わった運営会社が、従来のICチップから紙タイプのリフト券に変更したようで、そんなことでもつい驚きと発見でうれしがってしまう、スキーオタクの自分に、今更ながらあきれるのでもありました。
おまけ:
ゲレンデガイド(1995) グーグルドライブはこちらから |
これ以外の斑尾の投稿は、、、
別名”みだらお”とは無関係に、ボルクルとダハシュタインでガッツに滑っていた - 斑尾高原スキー場 (その一) (長野県)
斑尾高原で開催されていたニューポート・ジャズ・フェスティバル - 斑尾高原スキー場 (その二) (長野県)
本格リゾートとして開発コンセプトをがっちりネーミングに託してきた - タングラムスキーサーカス(その一、タングラム斑尾)(長野県)
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