2019年3月3日日曜日

最近は新設されるゲレンデがほとんどなくなったけど、架空の村にスキー場まででっち上げて、自治体を小バカにするのはよせって言いたい - 南馬宿村営スキー場 ”カナダ”(その他)

南馬宿村HPのバナー各種

去年の話ですが、十四年ぶりにスキー場がオープンしたニュースを聞きました。
最近は、北海道のニセコに外国人観光客が押し寄せているって聞いていたしな。

まあ、インバウンドで盛り上がる、雪質の良い北海道だと早合点したのです。
ところが、場所を聞いて西日本の兵庫県だっていうから、驚いてしまいました。

正式には峰山高原リゾート・ホワイトピークと言うのですが、標高が足りない。
ゲレンデ頂上で千メーターに届かないから、雪の量も質も期待するのは無理だ。

それでも世界遺産の姫路城から高速道路に乗って走れば、一時間だけなのです。
この世界遺産をカモならば、冬場のスキーレジャーがネギって言うことなのか。

どうせ初心者ばかりのゲレンデだろうから、雪の体験さえ出来ればいいのかも。
インバウンドで勝算ありと睨んだのだから、営業面での健闘を祈りましょうね。

滋賀県・国境スキー場でゲット!

それで、おいらは日本全国のスキー場ネタは、大体、頭の中に入っております。
このゲレンデもインプット済みだけど、実は聞いたことの無いスキー場がある。

それは、ネットで見つけた”南馬宿村営スキー場”だけど、どこの県なんだろう。
しかも、ホームページのバナーに貼り付けた説明文が、真におどろおどろしい。

”日本政府に忘れられた唯一の村”、”どの都道府県にも属さない村”とか本当なの?
何か怪しいけど、他方、高齢者の頑張る村、ふるさと納税のバナーも出現する。

本当らしく見せる箇所もあるが、”1995年、寂村ファイブ認定”は、嘘っぽい。
ちょっと怪しくなってきたところで、HPトップの見出しボタンに目が釘付け。

ちゃんと、村営スキー場を謳ったボタンが貼ってあって早速クリックしたんだ。
驚いたことに、”コース外滑走歓迎、24時間営業スキー場 “カナダ”とあります。

スキー場の安全規則を度外視した、アウトドア志向の自己責任ゲレンデらしい。
なんじゃやらほいって感じで、リフトがないし、ぽっとントイレとか嘘っぽい。

こんな自治体が本当にあるのと思って調べましたが、実体は架空のお話でした。
要するに、このサイト、田舎で良くある村八分を、小馬鹿にした雰囲気なのね。

金メダリスト絡みの村八分まで

それで、週末は暇を持て余して、日がな、ユーチューブを見て発見しました。
きっかけは、事故物件の賃貸ばかりに住む芸人、松原タニシの紹介動画です。

ライトな恐さで暇つぶしにはいいと思いつつ、お勧め動画まで気になりました。
つまり、彼のアップ動画つながりだけど、この村に触れた動画があったのです。

それが、このHPを紹介していて、視聴してから早速にそこへ行って見ました。
まあ、あのトップバナーが出てきまして、ありゃあ、横溝正史の八墓村の世界。

つまり、村八分は依然としてこの世の中に存在するとか姑息なしきたりだそう。
と思わせるような記述が、これでもかと書かれていて、筆者は経験者だろうか。

いやがらせやいじめの体験談がてんこ盛りで、実際の裁判沙汰まで耳にします。
しかも、最近は、集落五人が惨殺された山口県周南市連続放火殺人もあったな。

というわけで、限界集落の例え話にスキー場の村おこしをあざ笑うあくどさだ。
それでも、冬場の雪に閉ざされた農閑期に、出稼ぎをしなくても地元で稼ぎが手に入るようにと自治体などが起業したのがウインタースポーツのビジネスでもあったわけで、過疎地に住む人にとってスキー場のビジネスが渡りに船であったのは確かなのですが、スキーブームが去ってしまえば、芭蕉の俳句のように”つはものどもがゆめのあと”なのかと思ってしまうのでした。



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