2019年6月1日土曜日

百数十年前、英国から来日して江戸を訪れた植物学者が、"世界一の園芸都市”と息をのんだほどに賞賛したのも、日本人が園芸好きだったからだよ - 朝顔初開花(横浜市・そのほか)

   
驚いたのは、こぼれ種の朝顔が、未だ五月なのに見事な花を付けてくれました。
四月初め、百均でよく見る樹脂製の縦長ポットの角隅から、芽を出したんだよ。

同じ頃に別の鉢でも、一株が芽吹きだしましたが、どちらもこぼれ種なのです。
早咲きを意識したのではなく、冬の頃、シーズンに向けて土造りをしています。

もっとも、秋口から準備を始めていて、最初に枯葉を表土に敷き詰めました。
後々、土と混ぜ合わせて腐葉土が作られやすように、園芸バサミで切刻みます。

晩秋になっても、まだ朝顔は咲き続けていましが、落ち葉のじゅうたんなんだ。
これに、枯葉を発酵させたらどうかと思って、毎日、水やりもしていました。

こうして、冬になって朝顔も枯れてしまいましたが、何となく散水はしました。
冬になって二月の頃でしたか、そろそろ土造りだと思って、混ぜ返しをします。

まあ、土中に残った根っこも掘り起こし、園芸バサミで切り刻んで混ぜました。
特に、イモネノホシアサガオ(芋根星朝顔)の根が長大で、繁殖力が強そうだ。

サツマイモの仲間なので、ちょうど牛蒡みたいな太さで芋根の名前の通りです。
切って見ると断面がほのかなクリーム色で、食べようと思えば食べられるかも。

そんなことを思いながら作業して、土を混ぜ返したら、鉢の表面を密封します。
たっぷり水を含ませてから、サランラップで鉢の表面を覆ってテープで止める。

    
これで一工程が終わりまして、後は、陽だまりのある冬の日差しに晒しました。
透明なフィルムですから、陽を浴びた表土は気温がかなり上昇するのでしょう。

フィルムに水滴が溜まるのが観察できたりして、これなら土作りはできそうだ。
時々、水滴がどこからか蒸発するのか無くなっていきますので、水を加えます。

そして、改めてフィルムを貼り直したりして、一ヶ月以上放置しておきました。
そうしたら、ある時、小さな双葉が表土から顔をのぞかせていて、発見なんだ。

もちろん、朝顔の仲間の特有な形の双葉だったので、こぼれ種と分かりました。
こうして、紙製の種まきポットにまいた種より早く、発芽し開花したのは驚き。

思った以上に大振りなピンクの花が咲いてくれ、この系統は良く生育するかも。
一方、他は五月になって種まきしたばかりですが、双葉が顔を覗かせています。

マメアサガオ、マルバルコウ、ヘクソカズラなど、園芸植物にはほど遠い品種。
ご近所で繁茂して雑草なのかもしれませんが、種子だけは採取しておきました。

   
しかも、マメアサガオは二年前の古い種でも発芽にほとんど影響はありません。
この他、豆苗の豆根の部分を植えまして、エンドウになるとかで移植しました。

これは、食べる目的より、マメ科植物の根粒菌で土中に窒素を固定する目論見。
そうすれば土壌の改良にもつながって、来年の土作りに向けて役立ちそうです。

というわけで、マンションだからガーデニングをするには少しベランダが狭い。
まあ、江戸時代の昔、狭苦しい長屋に住んでいた住人ですら、朝顔などの苗を、天秤棒からぶら下げて売り歩く行商人や露店から購入しては、軒先で育てて季節ごとに咲かせて楽しんだのだそうで、瓜二つだなと一人笑いしてしまい、自分にも日本人のDNAが反映しているのだと思わず、得心が行くのでした。



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