2020年2月5日水曜日

武漢から、勇気あるユーチューバーの投稿に敬意を表したいと素直に思う - Mr. Chen Qiushi/武漢肺炎(そのほか)




ユーチューブで、封鎖された湖北省武漢に住む青年の動画を視聴しました。
彼は部屋から外出できな状況を嘆いて、かなり憤懣がたまっているみたい。

まず、封鎖された都市では、食料など買い出しで外出するのが一苦労です。
どうも、医師から感染していない証明書を発行してもるあ必要があるんだな。

それを携行して外出するのですが、それもせず外出してしまうとどうなるのか。
まあ、検問所で引っ掛かって提示できなくば、警察に連行されてしまうんだ。

そのため診断を受けるために病院へ行ったら、非常に混雑しているらしい。
診察を受けたくて、肺炎に罹ったとみられる患者が多くて、うろうろしている。

このため、速やかに診察を受けることもできなくなっているのが現状でした。
中国では、診察を受けるために、整理券のような診察券をもらうのが第一歩。

病院の受付に並ぶ必要があるのですが、人口過密な中国ですから難儀だ。
暗い早朝から並んで待つほどで、医療施設が不足している現実があります。

このために、この診察券ゲットで並んで待つ代行ビジネスがあるぐらいだな。
それで、この青年は病院を三つから五つ回ってみたが、それすらもらえない。

その結果、買い物など外出もできずに家に閉じこもったきりになってしまった。
そして、やるかたなしでこの状況を伝えたくて動画を投稿したというのでした。

そして、動画をダウンロードすると、中国の検閲に引っ掛かって削除される。
そうしないで欲しいと訴えていますが、さすが情報を統制管理する中国社会。

それで、個人的にもユーチューブで武漢肺炎の色々な動画を、見てきました。
その中で、信ぴょう性で疑わしいのもありますが、この青年の発言はどうか。

   
大体の傾向から見て、彼の言っている内容は概ね符合していると思うんだ。
湖北省では、人口一千百万の武漢市をはじめ、四千六百万人が住みます。

この省全体が封鎖されてしまいて、医療施設も資材も不足している現状だ。
その中、日増しに増える肺炎の患者と思しき民衆が、病院の待合室で待つ。

ユーチューブで見ましたが、廊下という廊下には動けなくなった患者がいる。
担架に寝かせられて、呼吸補助の装置を装着させられている患者もいます。

中には動く気力もなくなったのか、椅子にだらしなく座り込んでしまった患者。
これを考えれば、どんなにN95のマスクをしていようが閉鎖された空間です。

そこにいる人々の密度は異様なほど高くて、感染する確率もはるかに高い。
なので、感染者との濃厚な接触を避けることもできず、次から次に空気感染。

いたずらに感染者を増やしてしまうだけだと、悲しい現状を見て取れました。
おそらく感染者は、将来、下手をすれば中国全土で百万人単位になるかも。

そう思うと、この肺炎がもとで死亡する人は数的に万の単位のはずでしょう。
そうなったとしても、おかしくないのですが、中国は情報統制の社会なんだ。

そんな政府ゆえ、死因も分からずに亡くなったとして肺炎を死因にしません。
あくまでも想像ですが、未計上の数は、かなりの数に上るんじゃないのかな。

というわけで、この勇気ある投稿した武漢の青年に、敬意を表したいと思う。
こうやって、武漢肺炎についてユーチューブの投稿が、一人一人の個人によって行われて、それがにわかジャーナリストであったとしても、ありのままの姿、現状を伝えてくれることは、本当の分析にもつながりますから、日本に住みながら、どのように対策したら良いかを考慮させられる、きっかけにもなるとありがたく思うのでした。


注:この動画をアップした人物は弁護士で、ネットで記事にもなっています。
  なお投稿は、本人の素性を知らないまま書いた点を、ご了承ください。

      ”封鎖の武漢に決死の「単身突入取材」公民記者・陳秋実とは何者か”



いいねと思ったら、三つポチっとね!
にほんブログ村 スキースノボーブログへにほんブログ村 スキースノボーブログ スキーへにほんブログ村 旅行ブログ 旅日記・旅の思い出へ
にほんブログ村    にほんブログ村      にほんブログ村 



0 件のコメント:

コメントを投稿