2021年7月6日火曜日

この植物を育てようとする御仁は、万年青(オモト)以上に、園芸の好事家には違いないと思う - ウマノスズクサ(ガーデニング)

馬の鈴草の挿し芽
            
昨年の晩秋、ウマノスズクサの種子を入手できたので、発芽を試してみました。
ところが、撒いた種子が春になっても芽を出さず、種自体が不稔なのだろうか。

なので、その疑念を晴らそうとして、最近、残ったコルク状の房を壊しました。
この果房は、馬の首に付ける鈴に似ているから、馬の鈴草と命名されたようね。

それで、手つかずの二つの果房は、種を熟したくて裂かずに取って置きました。
この房を改めて割って種子をほじくり出しましたが、種子の表皮がかなり固い。

だから、昨年のぺらぺらした種とまるで違って熟成しており、発芽しそうです。
よく言われますが、山野草なら、種子を採取した段階で種まきをするんだとか。

加えて、山野草はなかなか1~2年では発芽しないものが多いと言われます。
そうなると、このウマノスズクサも簡単には発芽しない種子かもしれないな。

同じアリストロキア属のウスバサイシンなどは、種子の熟成に時間を要します。
種子の中の胚に養分をためる必要があり、その期間は長いと半年も掛かるとか。

まあ、育苗ポットに撒いて年を越しても発芽しなかったのは事実で、残念です。
一方、果房自体も堅いので乾燥すると割れて来て、そこから種子がこぼれ出す。

馬の鈴草の果実と種子
          
なので、風によく乗るようにぺらぺらした種子かもしれませんが、どうなのか。
今回、割って出て来た種は表皮も堅くて、種の熟成の時間次第で変わるのかな。

そんな憶測ですが、蔓が切れて地上に落ちた果房はやがて朽ちて種だけになる。
これがアリに遠くまで運ばれ、そこで芽生えて新たな生息地になって行くとか。

そんな想像をしてしまいますが、この植物の繁殖はどれだけ時間が掛かるんだ。
しかも、開花して結実するのは滅多に見られないから、種蒔きした人もいない。

こうなると、何から何でも手探り状態ですが、種蒔きの時期でヒントがあった。
それは、この植物の仲間で熱帯種の場合、種蒔きは三~十月と説明されている。

なので、この梅雨時でも撒いてみれば、ひょっとしたら発芽するかもしれない。
だって、この植物の仲間は熱帯亜熱帯に分布して、ウマノスズクサは北限です。

そんな淡い期待から、この間、種子を選りすぐって、育苗ポットにまきました。
というわけで、発芽するかどうかは分からずとも、待てば海路の日和ありだな。

実は、近所で季節外れの初冬に成長していたウマノスズクサを刈り取って挿し芽をしたらは、一株だけが発根したにもかかわらず、枯らしてしまった経験があるので、七月初めならまだ間に合うかもしれないと、挿し芽にチャレンジした自分がいるのでした。



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