イタリア弦楽四重奏団は艶やかな音 |
一時期、クラシックで弦楽四重奏曲の作品を聞くのに、ハマってしまいました。
毎朝、勤め先まで歩いていくのですが、道すがら音楽を聴く日課だったのです。
携帯の音楽プレイヤーを持ち歩いて聞きましたが、機種は”iPod Touch”なんだ。
メモリーも32GBあったので、しこたま曲をアップロードして聞いていました。
それで、多くは、ユーチューブでアップされた曲を探してダウンロードします。
でも、今は上さんが散歩がてらに一緒に付いてくるので、聞くのを諦めました。
こうして、弦楽四重奏曲の知識が豊富になりましたが、イヤフォンに好適です。
一方、オーケストラの楽曲では音量の幅が大きくて、歩きながらは聞きにくい。
微弱なピアニシモ演奏になれば、歩きながら服のこすれる音の方が大きくなる。
結果、音量レンジが大きな管弦楽作品は、環境で向いていないと判断しました。
代わりに選んだのが弦楽四重奏曲ですが、弦楽器の音量と音質が似通いますな。
なので、安いイヤフォンで聞いてもアンサンブル全体をしっかり聞き取れます。
こうして、いろいろな作品をコレクションしましたが、知らない作曲家が多い。
一方、ハイドンが遺した弦楽四重奏曲は、通し番号で数えて83番まで及びます。
後に続くモーツァルトは26曲で、ベートーヴェンが16曲と偉大な創作リレーだ。
これにより、弦楽四重奏曲は重要なジャンルとみなされていったのは事実です。
だから、後世の作曲家は、必ずと言っていいほど弦楽四重奏曲を残しています。
他方、今となっては顧みられない作曲家も作品を残していて、これが膨大です。
ウイキペディアで調べましたが、知らない作曲家ばかりで驚いてしまいました。
ところが、そのウイキですら掲載の漏れている作曲家もいて、それが秀逸です。
中でも、ベルギーの作曲家、Prosper Van Eechauteの弦楽四重奏曲第1番だな。
副題に、”モーリス・ラベルを偲んで”と名付けられてますが、確かにその通り。
Prosper Van Eechaute(左から三人目) |
数は少ないですが、CDにもなっていますので、一度聴いたら好きになるはずだ。
そして、更に見つけたもう一人の作曲家家は、クロアチア人のスラヴェンスキ。
正式にはヨシプ・ストルチェル=スラヴェンスキで、偶然、動画で発見したの。
弦楽四重奏曲をユーチューブで片っ端から検索して、引っかかったのが第三番。
東洋風なメロディが摩訶不思議で何とも言えず惹かれるのですが、お国柄かな。
というのも、クロアチアはイスラム教徒のオスマン帝国に服属した経緯がある。
伝統音楽の影響を強く受けているそうですが、東洋風で西欧な感じが全くない。
しかも、弓で弦を叩くコル・レーニョ奏法が使われているらしく非常に特徴的。
というわけで、この二作品だけは、ブログの投稿に残して起きたと思った次第。
他にも、紹介しておきたい作曲家は色々といるのですが、それは追々紹介していくことにして、今回は思い入れの一番深かった作品を消化していこうと思って、タイプする自分なのでした。
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