2021年11月17日水曜日

著作権という無粋な視点から離れて、ただ楽曲を楽しむ人々の良識だけが無言のルールとして機能すればいいだけなんだよ ー ラフマニノフ(作曲家)

Sergei Rachmaninoff
      
ラジオ深夜便というNHKのラジオ番組は、夜中をずっと放送し続ける番組です。
時間枠で放送される内容は変わりますが、夜が更けると音楽が中心になります。

ふと目覚めてしまって寝付けない時には、枕の傍らに置いたラジオを付けたり。
イヤホンで聞けば、懐かしい楽曲を聴けるのですが、中心はポップス・歌謡曲。

先週も朝の四時頃ですか、ふと起きてラジオを聞くと、題材はクラシック作品。
タイトルは”クラシックの遺伝子”でしたが、興味を覚えたのはメロディの盗作。

よくパクると言いますが、ポップスの有名な曲が元はクラシックの旋律なんだ。
初め、ロシアの作曲家の有名なメロディが取り上げられて紹介されて行きます。

それから、今回の本命ともいえる作曲家、ラフマニノフの作品が流れ出します。

ピアノ協奏曲二番、パガニーニの主題による狂詩曲などメロディの料理人です。
旋律の巧みな職人芸と紹介されていましたが、誰しもがそう思わざるを得ない。

実は、色々なアーティストが彼の作品をカバーしていて、実態はパクりだろう。
特に、70年代に活躍したエリックカルメンのスタンダードナンバーもそうだ。

Eric Carmen
       
恋はノータッチ”が、交響曲第二番の第三楽章の拝借からで他にもありました。
それはピアノ協奏曲2番第2楽章に影響されたのが、”オールバイマイセルフ”。

盗作したというより、そのメロディに魅了、触発されて作曲したというべきか。
なので、パクリだと批判する人は皆無でして、今改めて聞いて古さを感じない。

それぐらい、オリジナルが素晴らしいということですが、さすがクラシックだ。
一方、ポップス、歌謡界でも、実はパクったと暴露したミュージシャンがいる。

それは、今から四十年前にヒットした”恋のぼんちシート”で、漫才コンビの曲。
作曲した近田春夫がパクリとあっさり認めて、元ネタは全英のヒット曲だった。

当時チャートを6位まで上昇した"ダディ・クール"でしたが、実はカバー曲だ。
さらにさかのぼって二十年も前の曲がオリジナルで、果たして剽窃なのかなあ。

いい曲だから借用した程度で、逆に近田さんは話題作りで暴露した感じだろう。
それに、亡くなられた筒美京平さんだって、こりゃ、拝借だなと思う曲もある。

ロックバンドKISSがヒットさせましたが、部分的にフレーズを拝借しているな。

というわけで、こういった手法は、和歌の本歌取りみたいなものなのでしょう。
古来、日本では和歌・連歌などで、古歌の語句・趣向などを取り入れて作る作法があり、昔から盛んに行われた様式ですから、音楽の世界であっても、オリジナル作品を上回る楽曲が生まれて衆人を楽しませるのであれば、誰も文句は言うまいと思うのでした。



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