2022年5月16日月曜日

西洋種は、浮気を連想させるような”移り気”や”耐える愛”が花言葉なのだが、こちらは”乙女の愛”や”切実な愛”という、一途な花言葉が面白い ー ヤマアジサイ(植物観察)

    
市民の森を時おり散策していますが、最近は中に入ることがありませんでした。
ただ、景観保全で伐採が進んでしまい、様相が変わったので興味を引きました。

雰囲気も変わって明るい林相に気持ちよさが感じられたのか、朝の散歩で歩く。
すると、やや急な北向きの斜面を下った平坦地で花の咲く低木を見つけました。

北向きで日陰のせいもありますが、寂しい印象の中、白い花が咲いていたんだ。
散策路にはスミレの群落もありましたが、こんな樹木に改めて見入ってしまう。

幹が四方に根元から枝分かれしながら、生い茂った葉には白い花が一面に咲く。
このボリューム感がたいそうなもので、近寄って花木の姿を確認してみました。

何とはなしにガクアジサイに近いと思いましたが、本当にそうかは分からない。
なので、帰宅してから調べ直してみると、アジサイ科のヤマアジサイみたいだ。

別名はサワアジサイとも呼ばれ、山野の湿った林の中や沢沿いに自生するとか。
日本原産で、福島県以南の太平洋側に自生して、温暖な気候を好む植物らしい。

豪華な西洋アジサイとは異なり、野趣のある花姿に趣があるので栽培されます。
園芸品種も多数出回っているようですが、市民の森で見たのは野生種だろうな。

ところで、このアジサイで思い出したのですが、北海道の道北では夏の花です。
しかも、ヤマアジサイの北限よりはるか北で、代わりにエゾアジサイの自生ね。

エゾアジサイ
  
エゾトリカブト

しかも、標高次第で、本州では秋の花のトリカブトと一緒に咲いていたりする。
道北の松山湿原に行った時、実際にこの二つが咲いているのを見て驚きました。

まあ、西洋アジサイでも、首都圏では春~初夏の花ですが、北海道では夏の花。
道北地方では、ヒマワリと一緒に満開になっているのを見たりして驚きました。

というわけで、以前、栽培していたアジサイはコガネムシに根を食われました。
このため、幼虫が根こそぎ食べ尽くしてしまって、三年目になると枯れてしまったのですが、このヤマアジサイは、コガネムシのような害虫にも平気で、こんなに大きく成長して来たのかと、感慨深いものがあるのでした。

注:
開花期が7~8月なので違うとは思いますが、ノリウツギなのかもしれません。
でも、同じアジサイ科には違いないので、似たようなものでしょうな。



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