この間の日曜、秋の種まきをしようと思い、使っていない鉢を探し始めました。
それで、横倒しになった空の鉢を取り上げると、何やら青い芋虫がいるんだな。
つまり、ハチの底で、アゲハの幼虫がサナギになりかけていた現象なのでした。
まだ完全な蛹の状態ではなくて芋虫状態でしたが、くの字の様な格好なのです。
これまでは蛹になるためなのか、食草から脱走して居所が分かりませんでした。
今回、脱走して間もない芋虫を見つけたのは、観察する方としてはありがたい。
それで、ベランダから上さんへ大声で読んだら、スマホで写真を撮っています。
その姿は可愛らしくもありますが、蛹になるには二三日の時間が掛かるようだ。
なので、見守っていましたが、平日は仕事に出かけるので変化が分かりません。
帰宅したら、アリやハエが寄って来たので、追い払ったと上さんが報告します。
可愛そうだとは思いましたが、自然界とは厳しいものよと思いつつ見守るだけ。
こうして、一週間が過ぎましたが、改めて写真を撮ってみると、どうも駄目だ。
サナギになる時、体を固定するの張った糸が弱くてブランブランしてしまった。
それに蛹の色がやけに茶色くなって、中で寄生虫に食われた可能性もあります。
なので、羽化は無理かもしれないと思いつつ、先ずは放置してみることにした。
種蒔きの鉢は未だ余っていますので、一つぐらい、さなぎの寝床に提供ですわ。
ところで、ベランダには、羽化のできなかったサナギをそのまま残しています。
観察しますと蛹にはなりましたが、やや水平の恰好で、状態が良くありません。
普通、垂直に立った状態のさなぎにならないと完全な羽化ができないようです。
重力による重心の関係なのか、体を構成する部位がちゃんと発達しないらしい。
しかも、羽化の準備で、殻の中は溶けたたんぱく質が豊富な体液に変化します。
だから、寄生虫にとっては、美味しいスープみたいなもので、狙うんだろうな。
なので、蝶類は芋虫から成虫に生まれ変わるので、完全変態と呼ばれる分けだ。
というわけで、まだ四匹の幼虫が、ヘンルーダの木で葉を食べまくっています。
その内、一匹はサナギになる直前らしく、ぷっくりと太って動きが鈍くなっていますが、残りの三匹はまだまだ活発で、最後の一匹がサナギになるには、おそらく十月中旬まで掛ると思いますので、当面は観察しつつ見守ってあげようと思う自分なのでした。
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