2022年10月15日土曜日

ここ二三年、気安くベランダまで産卵しに来るので、警戒心も無く安全な場所だと、記憶が遺伝に残されているのだろうか ー アゲハのサナギ(昆虫観察)

   
ベランダに棲みついていたアゲハのラスト芋虫が、十月の好日、旅立ちました。
幼虫を飼育している皆さんは好んで脱走という言葉を使いますが、本当に急だ。

九月末になっても三匹が残っていましたが、先に二匹がサナギになっています。
最後の一匹は、生育が遅く、他の芋虫が最終齢の青い容姿になっても黒いママ。

やっと青い芋虫に脱皮したと思っても、時すでに遅しと急に気温が下がりだす。
普通、昆虫は20~30度の気温で活動が活発になりますが、朝夕は涼しいな。

しかも、天気も雨模様の日が続いて、日中も二十度を超えない日が増えて来た。
なので、気温が25度を超えた、この日にサナギになろうと決断したようです。

どこへ行ったのか見当がつきませんが、ベランダ内であれば見つけられるかな。
先にサナギになった二匹は、最初の一匹が茶色で、二匹目が緑色なので不思議。

二匹目は白容器
バスケットに三匹目
   
一匹目は白い円筒ケースの中で、二匹目は樹脂ケースの茶色いバスケットです。
底の浅い形状で外壁も低く、サナギは床から3センチの高さに張り付いている。

床の色もグレイだし、周囲の色の環境に左右されずに緑色になったのだろうか。
ならば、一匹目はまだ気温も高くて、天敵の寄生バエをかわす擬態色になった。

茶色いと枯草の枝のようにも見えますが、二匹目は気温が下がった頃で緑色だ。
つまり、天敵の昆虫が活動しづらい気温になり、擬態の心配が失せたのだろう。

そんな風に納得してしまいましたが、二匹目はペットボトルに囲まれています。
それが障害物のように芋虫にも感じられて、頼もしく思ったのかもしれません。

と言っても、植物の水やりするじょうろ代わりで、出し入れもあるのが事実だ。
こうなると、誤ってぶつけてしまうかもしれないので、保護でもしてあげたい。

家では、毎日のようにヨーグルトを食べますから、不要になった容器が出ます。
これをカッターナイフで切り抜いて、容器の底をくり抜いて中が見える工夫だ。

それに、バスケットの壁に挿せるように幅のある切れ目を付けて、被せてみる。
その後で、シンクのゴミ受けに使うネットを被せ、害虫から守ってあげました。

というわけで、今年のアゲハ幼虫を育成する時期は、手仕舞いでまた来年です。
本当は、時々飛んでいるクロアゲハに産卵してもらいたいところなのですが、警戒心がとても強い蝶で飛来してもベランダまで降りてくることもなく、上空十数メーターを飛び去るのを見るだけなのかもしれないと思ったのでした。

※三匹目はシェルターを作ってあげました



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