会社へ通勤中、上さんが散歩したいせいか、一緒に歩くのが日課になりました。
この後、上さんは近くの洪水調節用遊水地へバードウォッチングをしています。
それで、”いたち川”の橋も渡りますが、そこには水鳥が多く生息しているんだ。
冬になると黒いバンなどの渡り鳥も数多く見られますが、群れない鳥もいます。
特に、アオサギはそんな感じで、川魚を求めて飛来してくるのかもしれません。
このため、一羽で寂しく、ジット川の中を断ち続けている姿をよく見かけます。
それで最近見たのは、頭が黒いわけでなく、頭部から延びる冠羽もありません。
全体が灰色っぽい感じで、大きさは成長とほぼ同じなのですが、容姿が違うな。
それで、家に帰って調べると、どうも幼鳥らしく、この鳥は寿命が長いようだ。
成鳥になるのに二三年、それから二十年近く生きているようでご長命の鳥です。
ならば、この鳥はまだ若く、おそらく近所の洪水調整池の繁殖地から飛来だな。
実際、タンチョウ鶴も寿命が二三十年と長く、大型の鳥類は長生きなのだろう。
まあ、長生きの古狸は化けて出ると言いますが、それだけ知恵がつくのだろう。
だから、人間をあまり恐れないのも、襲ってくる天敵とみなしていない感じだ。
こうして、長生きで経験や体験が増えて、それが子々孫々に遺伝されたのかな。
逆に、都会の水辺は、人から餌を貰えると思って、厚かましくなるのもいます。
この”いたち川”の遊歩道では、ベンチもあるのでお年寄りが良く休んでいます。
まあ、餌付けのつもりはなくても、餌をもらえるのでアオサギがやって来たり。
そんな光景の写真も撮影できましたが、この幼鳥もやがては味を占めるのかな。
ヨーロッパでは、逆に人に慣れ過ぎて、被害の出るようなケースも聞かれます。
自然環境がほどほどに守られているのなら、人間と共生になり歓迎でしょうな。
ところで、長生きするアオサギは、経験で学習効果が蓄積されると思うのです。
というのも、九州の博多にある繁華街では、夜になるとアオサギが飛来します。
中州の地名通り、川に挟まれた地区で、ここに架かる橋の欄干に止まり出すの。
何をするかと言うと、暗くなった川面をじっと睨んでいて、突然にダイブする。
どうも、ネオンの明かりが集魚灯の役割になって、魚影を探し出せるようです。
まるで、”いさり火漁”をしているようで、長生きゆえ経験で覚えたのだろうか。
というわけで、アオサギは、知って得する長生きの知恵知識があるのでしょう。
他方、各知で自然環境の保全が叫ばれ過ぎた結果、繁殖地のコロニーが大きくなりすぎて、住民に迷惑を及ぼしたするような地域も出て来ましたので、人間様も自然との付き合いは、ほどほどにしないといけないとも思ったのでした。
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