2022年12月2日金曜日

混沌とした中国国内情勢を読み解くには、原稿の読み間違えをよくする、おバカプーさん(金平)に聞いてみるしかないのだろう ー 中国・白紙革命(政治談議)

    
コロナゼロ封鎖の中国では、市民に”健康コード”携行が義務付けられています。
要は、スマートフォンにアプリをインストールし、QRコードを表示すること。

まあ、出先の監視ポイントで、このQRコードを読み取り機にかざしています。
ただ、人に見せる場合、コードの意味が分からないので色が変わる仕掛けです。

つまり、黄や赤に変われば外出禁止になると、急いでPCR検査場に向かいます。
そこで、再合格になり登録すると青に変わって行動できるのですが、面倒です。

ある意味、監視システムなのですが、最近、このPCR検査も有料になりました。
スマホも持たないといけないし、このコードを取るのも金が掛るようになった。

しかも、高層住宅地の一棟で一人でも検査で陽性が出ると、一棟ごとブロック。
出入り口の扉事自体が、開けないように溶接されたりして、閉じ込められます。

なので、庶民は次第に不満を高めてきた経緯もあり、他方、悪用乱用が目立つ。
それは、景気の悪化した中国では、金融機関の取り付け騒ぎが起き始めたこと。

地方政府も金融機関が破産されてはたまらないので、コードを赤にしてしまう。
すると、預金者も外出できなくなりますから、預金を下ろせなくなる顛末です。

つまり、行政が健康コードを勝手に乱用して、これが日本で起きたら大問題だ。
全体主義の国らしく、庶民も従順に我慢でしょうが、不満は日増しに高まるな。

だから、突如、こういった政策に対して反対運動が、国中で発生してしまった。
なので、かこつけて行動の自由や習近平退陣を要求するのも、むべなるかなだ。

しかも、これに呼応して、全国各地の大学生達が反対運動を展開中なのが特色。
”白紙運動”といって、紙切れをかざして反対運動の支持を象徴的に見せつける。

これは、検閲に触れるのを同時に避ける戦術で、文句も何も書いていないから。
これらは学生達の高等戦術ですが、なぜ個人主義的な中国で急に勃興したのか。

最近は、政府も検閲を厳しく情報統制を図っているようですが、効果がないよ。
というのも、中国では、大学は全寮制で四年間を学内生活するのが基本だから。


    
一部屋で数人が寝起きを共にしておしゃべりしていたら、考えは共有されます。
そうして、今回の反体制思想は伝染しつつ、加速度的に学内に伝播する分けだ。

こうなると、一度吹いた火は消せないようですが、同窓の先輩の支援もあるな。
実は、大学出のエリート達は、共産党青年団と言う組織に所属する人が多いの。

そして、こういった学生達、中央・地方政府の官僚になり出生栄華を極めます。
この人々の能力が、逆に共産党政権を維持できているとも言える分けなんだな。

でも、今回の共産党全国大会は、青年団出自の幹部の胡錦涛が粛清されました。
だから、団派と呼ばれる官僚層は、冷遇されるのを嫌って反転攻勢に出たはず。

ならば、母校の同窓生を背後で支援している気がして、天安門Ver2.0の勃発だ。
というわけで、今後の展開が見逃せないのですが、習近平はどうする気なのか。

まあ、ご本人は精華大学名誉入学の太子党だから、学内の寮生活など知る由もなく自宅から通学したのでしょうが、単なるメンチ―(面子)でゼロコロナを転換できないのか、或いは敵対勢力を粛清するために政策維持をしているのか、逆にすればするほど、国力は弱体化し民衆の不満は高まるだけなのにと思ったのでした。



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