ウマノスズクサを栽培する老婦人の家が空き家状態で、心配で見に行きました。
近所ですが、もちろん、この植物が芽を出しているのか確認したかったのです。
雑然とした庭でしたが、一応は片づけられて、三株が何とか繁茂していました。
ただ、廃材の積み重なった隙間から窮屈に伸び出して、環境は良くありません。
このままでは、来年も生えて来るか心配だし、家も解体されるかもしれないな。
この植物は意外に環境に弱くて、繁殖していてもあっという間に消えてしまう。
家自体も木造平屋のあばら家と言ってよく、老夫婦で質素に暮らしていました。
娘さんがいると聞きましたので、老人ホームに移られたのか引き取られたのか。
とにかく、この小さな庭は、誰も面倒を見る人がいなくなってしまったようだ。
この植物を食草にするジャコウアゲハの幼虫も見つからず、いないのでしょう。
一方、アゲハ蝶の幼虫だけは、食草になるヘンルーダで数多く見つかりました。
もう、この家には誰も住まなくなるのが確実なようで、植物だけは助けたいな。
もし、秋になって地下茎を掘りだせれば、植え替えで簡単に増やせるのも事実。
ただ、積重なった廃材の下のどこに地下茎があるのか、全く判断が着きません。
ならばと言うことで、成功率は低いのですが、地上部を失敬して挿し芽に挑戦。
育苗ポットに二十鉢を作りましたが、発根できる成功率は自分の経験だと10%。
元来、挿し芽のしにくい植物なのは確かで、二株でも生き残れば良い方だろう。
実は、昨年まで貧弱でも生えていた、ウマノスズクサを枯らしてしまいました。
まだ木本の株は、生き残っていますが、草本の株も育てて置きたいところです。
というわけで、性懲りもなく、改めて栽培にチャレンジの再開という感じです。
今回は、挿し芽の鉢に、マグアンプk(小粒)を撒いて発根を促せないか、一部の鉢では施したし、それ以外にも、ハイポネックスの”リキダス”という植物活力剤を挿し芽の鉢に時折与えるつもりでもあるので、もう少し発根の成功率が上がるように普請する自分がいるのでした。
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