今年は、暖冬傾向が続いているので、標高の無いゲレンデは雪不足で大変です。
だって、ここは国民スポーツ冬季大会の、アルペン大回転競技会場なのでした。
ただ、ボトムの標高が三百メーターと低く、トップでも六百メーターしかない。
なので、年によっては雪不足に悩むのは良くあることでも、今年は異常らしい。
一月末には強い寒波が襲来して雪は一応振りましたが、寒波は長続きしません。
こうなると、どこかで雪をかき集めてダンプで運んで、ゲレンデに敷き詰める。
こうして、大会会場の整備に躍起となっているようですが、関係者も大変だな。
それで、この傾向はEUのイタリアでも起きたようで雪のないゲレンデが出現。
場所は、イタリア中部に位置する山塊「テルミニッロ」で、標高が低いのかな。
調べてみると、主峰は標高2,217mと高い山で、ゲレンデが山麓なのだろうか。
ところが、ゲレンデのボトムは千五百メーターもあり、積雪の条件は悪くない。
なのに、ほとんど雪が降らずに、かろうじて日陰に雪が残っている程度でした。
北緯42度にある場所ですから、日本だと北海道函館市のちょっと北ぐらいです。
だとすれば、季節が来れば雪が降るのは当たり前だろうが、今年が異常なのか。
こういった地中海に面したゲレンデは、過去の投稿でフランスを紹介しました。
地名は、グレオリエールリネージュといいますが、ここも雪不足で滑走不可だ。
現時点で、積雪が数センチとあるので、EU全体が暖冬傾向なのでしょうなあ。
ただ、スペインのピレネー山脈にあるバルデスキは、標高があるので滑走可能。
緯度的には、このテルミニッロと似たり寄ったりなんだけれど、差が明白です。
というわけで、雪不足に悩むゲレンデは、世界を見渡すとここかしこなんだな。
しかし、一月下旬には北米で大寒波が押し寄せて、マイナス20度まで気温が下がってしまうと、テスラのEVが充電できなくなったりと、欠陥があからさまになったのですが、この寒波が地球の時点で日本にも回ってくるようなので、期待するしかないとも思うのでした。
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