2025年6月17日火曜日

宝塚の”スミレの花咲く頃”の原曲は、ドイツの”白いニワトコが咲くとき(Wenn der weiße Flieder wieder blüht)”なんだそうだ ー ニオイスミレ(ガーデニング)

        
自分の育てているスミレは、西アジア原産のニオイスミレで帰化植物なのです。
花の咲く季節が、日本に在来するスミレと違って、冬の寒い頃から始まります。

近所の市民の森でも咲いていますが、種子を採取することができませんでした。
ネットで調べると、結実は開花した後で、閉鎖花(へいさか)によるのだとか。

これは、花冠の一部もしくは全体が開かず、つぼみのまま自家受粉してしまう。
そんな現象のある植物なのですが、日本では十数種ぐらいが知られているそう。

自分の近辺で見られるのは、ホトケノザですが、最近、キキョウソウも発見だ。
そんな中、自分の栽培してするニオイスミレが、丈夫に育っていていうれしい。

 花もたくさん咲きましたが、続いて閉鎖花が数多く付いているのを発見したの。
というより、結実の後で種子の入ったさやが三方に開いた状態を見つけたから。


種子は弾け飛んで、さやだけが残った状態で、つぼみを見付けたのはその後だ。
この発見から気がかりになって、大規模修繕工事で移動した鉢をチェックする。

こうして、種子の残されたさや状の花も見られたし、その生態も分かりました。
それで思い出すのは、周辺の鉢でスミレの苗が、たくさん発芽してくるのです。

見つけ次第、摘み取ってはいますが、こんなに繁殖力があるとは思わなかった。
最初の鉢が密植になりすぎたので、苗を間引いて大きな鉢に植え替えたからだ。

掘り起こしてみると丈夫で太い根が付いていて、細い根の株は花壇へ埋め直し。
マンションの花壇ですが、花壇設計のアイデアも無く園芸植物の植え方も杜撰。

ただ、花壇のブロック塀のそばなら、メインのチューリップには邪魔もしない。
なので、こっそりと植えてみると、そちらの株も健気に花を咲かせていました。

というわけで、野生のスミレは、土の養分が少なくて大きくならないと思った。
市民の森で繁殖する株は、丈が15センチくらいで、それに比べると自分が栽培中のスミレは、肥料とか植物活力液をまめに上げたりしているので、二回りは大きく育って結実もよくするので、逆に過保護はいけないのかなあと思うのでした。



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2025年6月15日日曜日

植物なら白い花が咲くと別種にされることもままありますが、台湾だって似たようなものだろう ー シロバナシラン(植物観察)

          
園芸好きのご家庭でしょう、プランターに咲くシロバナシランを見かけました。
ご自宅のブロック塀脇にプランターが置いてあり、数株はありそうな感じです。

実は、その隣には別のプランターが置いてあり、カワラナデシコが咲くのです。
そこから結実した種子を失敬して、べランで栽培して咲かせたこともあるんだ。

ただ、栽培方法が悪いのか、花の付きもよくないし、種子があまり取れません。
そんな思い出のあるカワラナデシコですが、栽培中の苗を泣く泣く破棄したの。

だって、マンションの大規模修繕工事が始まって、ベランダの整理が必要です。
鉢丸ごとを廃棄してしまったので、改めて栽培するには種子がまず必要なのよ。

なので、このプランターの状況を観察していましたが、隣に白いシランを発見。
近所に見られない花だったので、こんなにきれいな花だとは思いませんでした。

シランという植物は、漢字で書くと紫蘭になりますが、見た目は濃いピンク色。
開花する春の季節を過ぎてしまえば、地上部は消滅して永い眠りに付くのです。

          
色々な場所で見かけますが、自生するのはすべて栽培で広まったものばかりだ。
野生状態のものはほとんど無くても、人の手で増えていったとしてもうれしい。

そんな日常の中で、最近、上さんから聞いたお話は、戸籍上の国籍のお話です。
最近、戸籍法を改正する省令が施行されて、中国と台湾は別の国になりました。

これまでは原則として国名の記載しか認められていなかったので、台湾は中国。
日本が国家承認をしていない地域で、パレスチナが特例で記載できたんだとか。

今回は、その特例が台湾にも適用されて、国家に準じた扱いだが実態は国家だ。
ただ、その申請が難しいらしくて、筆頭戸籍者が申請しなればならないらしい。

奥さんが一人で役所に行っても、旦那さんが記載した書類が必要なんだってさ。
というわけで、トランプ関税表でも台湾がちゃんと国家扱いになっていました。

ここで、中国が抗議できなかったのは、抗議でもしようものなら、制裁関税が追加で発動される可能性が強くて、怖くてできなかっただろうと思うのですが、逆に台湾は独立した国家であることを、アメリカが間接的に承認したことになっていて、中国もアメリカ化市場頼みだというのが、よく分かったのでした。

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2025年6月13日金曜日

ノビル(野蒜)のムカゴは、田んぼのキャビアだそうですが、こちらの雑草はヒガンバナの仲間で有毒っぽいので遠慮しよう ー ハタケニラ(植物観察)

    
ハタケニラが近所で咲いているのは知っていましたが、もう一度撮影しました。
ノビルの花とよく似ていますが、ハタケニラはムカゴを作らないで結実します。

なので、その違いを写真で証拠として残したくて、時期が来るのを待ちました。
散策するコースの一つを歩けば、毎年開花する道端で見られますが、雑草だな。

一方、五六月でそろそろ咲き頃と思って、ちょくちょくチェックしていました。
というより、例年見るにつけて邪悪にはびこる雑草が疎ましく思ってきました。

帰化植物らしく、生命力旺盛でコンクリートの隙間というか目地から芽を出す。
この植物は地下茎の鱗片から増殖するようですが、目地の下なら無理だろうな。

なので、これまで繁殖場所は限られて来たので、既に見知っていた所でパチリ。
このハタケニラは、ニラと同じで果房から種子を作るので、姿形はそっくりだ。

違いがあるのなら、ニラ特有の葉っぱの匂いがあまりしないので区別できます。
それに、花も小さくて注意してみればきれいですが、鑑賞には値しないだろう。

     
ところで、このハタケニラの近くで、きれいなノビルのムカゴを見つけました。
歩道に沿った側溝の上にはコンクリート板が葺いてあり、植物の鉢だらけです。

その前のご家庭の方が、面倒を見ているらしく、四季折々に花が咲いています。
なので、この時期だと栽培されていれば、ノビルも咲きますが、ふと発見した。

まあ、ハタケニラを探そうとした視線が、そっくりな花に視線が行ったのかも。
見ると、ムカゴの球体から細い茎が伸び出して可憐な白い花が咲いていました。

普通、球根は酢味噌などにつけて食べるとおいしいのですが、ムカゴも食用可。
茹でたり、生のまま一晩醤油に漬けて食べたりしますが、まだ実験していない。

自宅でも、ノビル自体は鉢で栽培していますが、まだムカゴが出てこないんだ。
なので、植物自体のの知識はあるのですが、ムカゴから咲く花の撮影はまだだ。

だから、ハタケニラとの違いが詳しく比較できると思ったので、撮影しました。
というわけで、以前のハタケニラを投稿したのから、更に知識は深まりました。

ニラと違って食用できない記述が多いのですが、毒性があるのかどうかもはっきりしていなくて、最近の論文だとステロイド成分や性欲亢進作用があるなど、植物にしては変態的な成分を持つ雑草だと思うので、食べない方が無難なのだと思ったのでした。



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2025年6月11日水曜日

クロアゲハの幼虫も食草にしていると分かってきたので、自分の植木鉢にも産卵に来ないかな ー ヘンルーダ(植物観察)

          
定年おじさんにとって、食っちゃ寝てを続けるのは、健康によくありませんな。
なので、天気が良ければ、散策と称して外出するように心がけている自分です。

それで、近隣は平坦な土地というより、里山が連続する地形だから運動になる。
ネットで国土地理院の地図を見ると、等高線が書かれてあり標高が分かります。

海抜で、十数メートルから飯島団地の四十メーターまで、アップダウンの連続。
もっとも、バスの通る自動車道は、平坦な谷あいを縫うのですが、本当に里山。

年寄りが足腰を鍛えるには、坂を上るのが老化を防ぐのに一役買うといいます。
まあ、そんなには激しく無理をしませんが、それなりに標高差はあるものです。

そんな住宅街を歩いて、最初の頃は抜け道を探そうと行ったり来たりしました。
低くとも山坂があるのか袋小路の道も多いわけで、そんな時は戻って歩いたり。

こうして、散策ルートを幾つか見つけた中で、四季の訪れで庭木もきれいです。
ありきたりの花も多いのですが、春が来て見つけた花が、このヘンルーダです。

一つ一つの花は小さいのですが、小さな群落を作って咲いていると美しいのだ。
咲いていたのは、道路に面した民家の玄関わきで、季節が来ないと分からない。

ヘンルーダの花ですが、この柑橘類の植物は、アゲハチョウの食草になるんだ。
そう思うと、アゲハの幼虫がいないかと思って探してみたら、一匹だけ見っけ。

多分そうだと思いましたが、付近にはこれ以外に柑橘類の庭木が見当たらない。
少し離れた場所に、夏ミカンの木がありますが、少し少ないような気もします。

他人の家ですから、このヘンルーダをじろじろ見られないので、改めて探そう。
アゲハ蝶は、一年で四回ほど産卵するので、だとしたら今頃は一回目の孵化だ。

というわけで、これから夏に向けて、複数回の産卵が来るので期待しましょう。
近隣には、ダイダイ、ユズ、ブンタン、夏ミカン、ミカンなど、さまざまな柑橘類の庭木が栽培されていますので、散策をしながら、このような庭木を見つけながら、だからアゲハチョウが良く飛んでいるのだな、と思ったりもするのでした。



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2025年6月9日月曜日

アゲハ蝶のイモ虫にしては型が大振りで変だと思いましたが、最終齢で成虫を判別できる特徴が出現 ー クロアゲハ幼虫(昆虫観察)

    
前回の投稿では、レモンの木に付いたのはアゲハ蝶の幼虫だろうと考えました。
ただ、イモ虫の個体としては、よく見るアゲハ蝶の幼虫より大型なのが奇妙だ。

他の芋虫は、よく見るアゲハ蝶とほぼ同じぐらいのサイズで間違いないだろう。
なので、この一匹だけが異様に大きかったのですが、最終齢の脱皮で雲隠れだ。

どこに行ったのか分からなくなりましたが、代わりに上さんが発見したと報告。
携帯で写真まで撮ってくれて、よく見ると、それは紛れもなく違うアゲハです。

それが冒頭の写真ですが、ナミアゲハと区別のつくポイントは、腹部の縞模様。
上から見て、ナミアゲハは、V字をした白か黒の比較的単純な帯をしています。

それに比べて、カラスアゲハの背中模様は、幾何学的な紋様で特徴があります。
次に、ヘアバンドの付いた目のように見える眼状紋にも、違いが見て取れます。

ナミアゲハは、眼と眼の間に二重半円が並びますが、クロアゲハは不明瞭だな。
その円の模様の並びも大雑把で割と区別がつけやすいので、区別は付くだろう。

クロアゲハ
ナミアゲハ

こうして、クロアゲハとナミアゲハの幼虫が仲良く暮らしていると確認できた。
次に、ナミアゲハの最終齢は、まだ一匹で、他にも二三匹は暮らしているんだ。

ただ、四齢目の一匹は、寄生虫に侵されたて、他の虫に食べ尽くされたんだな。
かわいそうな気もしましたが、一方で、自分のヘンルーダの幼虫はどうかなあ。

一匹だけですが、三齢幼虫で背中の白帯模様が明確なのでナミアゲハのようだ。
一年目の若い苗木なので、幼虫が多く居ついたら食べ尽くされないか心配です。

というわけで、このマンションにクロアゲハが産卵にやってくるのが分かった。
これまでは、マンションの階上を高く飛び越えていくクロアゲハは、何度も見かけていたのですが、大規模修繕工事のおかげで、レモンの鉢を中庭に仮置きしてくれたおかげで、クロアゲハの繁殖をこの目で確認できたから、幸せな気分なのでした。



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