2014年4月13日日曜日

検定って何で型にこだ​わるの? - 天元台高原スキー場(​その二) (山形県)

もらいました(昭和59年12月9日滑走)

ここには、全日本スキー連盟の公認学校があります。
常時開設され、校舎もあるし教師も張り付いています。

しかも、バッジテストの合格レベルは飛びぬけて難しい。
ここで合格したら、勲章ものだという噂なのです。

このため、スキー合宿で滑りに来る人もかなりいます。
自分が滑った時は、あるクラブの人たちと一緒になりました。

それは、新潟県豊栄スキークラブの皆さんでした。
結構な団体で、総勢で二三十人はいたと思います。

リフト待ちで仲良く並びますが、直に会話も始まります。
だって、することも無く寒いのを紛らわすにはこれしかありません。

平成6年当時のパンフレット

その内、ご年配の男性と連れの女子高生と特に仲良くなりました。
この高校生は、二級の検定が目標だと話していました。

引率の男性は、どうも見守り役だけのようです。
いろいろ話しましたが、団体で初すべりというのがものすごい。

何人か、スキー学校の先生が付き添いで指導しています。
みんな、きれいで型にはまった滑りにご執心な感じでした。

あの頃は、平板(ひらいた)と呼ばれたスキーが主流です。
カモノハシの口ばしみたいな、カービンぐスキーは未だありません。

天元台94パンフ(中前)

現在、平板を見かけないほど滑走方法は変わりました。
板をピッタリくっつけないし、平行にかなり開いたまま滑ります。

つまり、スキーが短いしおしゃもじ見たくなってくっつけられない。
本当に滑走の理論が変わってしまいました。

一方、自分はただ滑っていればよく、今でも我流の極致です。
滑りまくり、その爽快感やスリルだけを楽しんでいます。

そういえば、スキー人口の減少に歯止めがかからないそうです。
若い頃には熱中していても、滑り続ける人がほとんどいません。

なぜなのか、考察はされていますが確たる原因も分からない。
きっと、いくら練習しても上手に滑られないから諦めてしまうのだ。

天元台94パンフ(中右)

スキー学校で厳しい指導が仇になったのかもしれない。
上達しなきゃ楽しくないし、諦めてしまう人も出てくる。

今なら、たやすくくるんと回るカービングがあります。
そんなことを、当時のゲレンデ体験から思い出しました。

年を取れば、通年で楽しめるポーツ・レジャーが楽しいでしょう。
一方、寒さに我慢して楽しめないなら、放棄するのも自明の理。

そんな風にも思えて来るんですね。
というわけで、後でこの男性からは優待リフト券を譲ってもらいました。

早めに引き上げるようで、その後を引き継いで滑りました。
でも、リフト待ち三十分以上は相変わらずなのです。

ならぬ堪忍、するが堪忍の天元台、初すべりなのでした。


おまけ:(グーグルドライブはこちらから)
天元台94パンフ(表)


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