2019年11月9日土曜日

ベランダガーデニングで鉢が増えてくると、植えもしない思いもよらぬ花が咲くので驚いたわ - ツルボ・アカカタバミ(そのほか)

ツルボ(記事後半で紹介)

以前の投稿で、自宅周辺で咲くイモカタバミの花を紹介していました。
濃いピンク色で花は小さくとも、まとまって数が咲くと見ごたえはあります。

それで、種子で広まる植物ではなくて、球根のような鱗茎で繁殖します。
だから、花の咲いている地面を掘っ繰り返せば、その鱗茎が出るんだな。

実際、いくつか掘り起こして、ベランダで小さな鉢に植え替えてみました。
最初は葉が茂っていましたが、梅雨の終わりに暑くなって枯れてしまった。

どうも温暖化で地上部は枯れるらしく、また秋になれば芽を出すだろう。
なので、気にもせずにほったらかしにしていたら、全然、芽が出ないんだ。

こりゃ、おかしいと掘り返すと、鱗茎は影も形もなく消え去っていました。
結局、イモカタバミには暑い夏を乗り切れなかったのだと、判断しました。

それで、残った土はもったいなくて、他の球根植物に使ってしまいました。
残念な気もしますが、諦めざるを得ず、ところが、驚いたことが起きたの。

似たような赤紫の三つ葉が生えてきた鉢があって、土を盛っただけの鉢。
後で何か花の種を撒こうと考えていた鉢ですが、ちょっと観察してみよう。

ひょっとしたらイモカタバミかもしれず、だとしたら鱗茎は生き残ったのかな。
そう思って、毎日、水をやり続けると直径数ミリの黄色い花が咲きました。

花はすぐ散ったので、別の写真を貼ってみた

ピンクじゃないからイモカタバミとは違うけど、赤紫色の葉は瓜二つです。
なので、カタバミの種類だろうけど、名前が気になって探してみたんだな。

ネットでは、アカカタバミらしくて、普通のカタバミより花の色がやや濃い。
まあ、花が小さいから鑑賞用の園芸植物にもならず、雑草扱いでした。

でも、咲いてくれたのだから、そのまま育ててみて冬の季節を越しましょう。
そんな面持ちですが、もう一つ、ツルボという花の種子も植えてみました。

歩道と道路の境界コンクリートの隙間に溜まった土くれに咲いていた花。
けなげに咲いて、しかも淡いピンクの花でしたが、種も付けていました。

早速、採取すると、ぺんぺん草の様な形のさやに、黒い種子が二粒。
咲いていた株自体が数株しかないので、取れた種も二十粒ほどです。

持ち帰って、小さい四号鉢に撒いてみたけど、十日経っても芽が出ない。
ネットでは発芽率が高いと紹介していたけど、使った土が悪かったのかな。

ただ、アカカタバミのように、人知れずに芽吹いてくれるかもしれません。
だから、発芽を気長に待つとして、日々、水やりを続けているわけです。

というわけで、このツルボはキジカクシ科に属してアスパラガスも仲間なの。
20センチぐらいと草丈が短いツルボに対して、アスパラガスはぐんぐん伸びて3メーターにも達するそうですが、先端の新芽の姿形は、ツルボの花に似ているようでもあり、親戚縁者の類かと改めて、思った次第なのでした。



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2 件のコメント:

  1. 命は思わぬ方向に続いていたんですねぇ。
    生命の不思議です。

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  2. それで、散った花はちゃんと果実を付けました。
    普通のカタバミと似て、その内、弾けて飛び散るでしょう。
    こうして、生息範囲を広げるんだおうなあ。

    返信削除