蓮華草の花 |
今年は陽気がいいのか、二週間ほど季節が前倒しで進んでいるような感じです。
この横浜でも既に桜は満開になっていて、四月初旬でひらひらと散り出す始末。
去年の秋に植えて咲いた蓮華草も同じく、満開の時期を過ぎて散り出しました。
なので、一部は緑肥にする目的で、鉢の土にすき込んでポリ袋にしまいました。
すき込むと言っても、地上部の草丈の部分を束ねて剪定ばさみで切り刻みます。
それを鉢の土に混ぜて、後は赤玉土、鹿沼土、バーミキュライトも足しておく。
このポリ袋ですが、百均の透明なゴミ袋を二重にして、黒いゴミ袋で包みます。
そうすると、日光で熱を吸収して、内部で発酵分解を促す目的があるんんだな。
この植物はマメ科なので、空中の窒素成分を土壌に固定する優れものなのです。
緑肥にしなくても土壌改良はできるのですが、すき込んだ方がより効果は出る。
だけど、来年の種子も確保するので、受粉が成功して大きな鞘はそのままです。
このまま、種が取れるまで待とうと思いつつ、ガーデニングの季節はもうすぐ。
それまでには、すき込んだ土に緑肥の養分も馴染んで、適度な土になるだろう。
ちょうど五月初旬になり、その用土でアサガオの種子を撒いて発芽させますか。
例年の通りなのですが、グリーンカーテンとしてベランダで栽培する予定です。
アサガオもつる性植物の仲間ですが、今年はフウセンカズラも育てるつもりね。
以前の投稿で紹介した通り、ご近所で種子を分けてもらったし、ゴーヤもある。
加えて、曜白アサガオの種子もダイソウで購入したから、カラフルに咲くかな。
パクチーとセット購入 |
この種類のアサガオ、最近は近所でも咲いており、見かけるようになりました。
恐らく、ダイソウが売る廉価な種子のおかげで、気軽に栽培されるのでしょう。
それで、原産地が中国と書いてあり、さすが労賃の安い国と思ってしまいます。
まあ、この価格設定は驚異でもありますが、気になるのはパッケージの写真ね。
色とりどりに咲いていますが、この花は本来、ピンク、青が定番の色合いです。
中に十粒が入っていましたが、一色二粒として五色は咲いてくれるのだろうか。
そんな捕らぬ狸の皮算用をしたくなりますが、この曜白種は意外に歴史が浅い。
新種としてリリースされてからまだ四十年ほどですが、はや中国製がのさばる。
まあ、新種をもたらした米田芳秋氏は、数多くの交配を繰り返した苦労人です。
マルバアサガオとアフリカ系アサガオの交配が340回に及んだほどなんだな。
その理由として、百回中二三回だけしか実を結ばなかったので交配が進まない。
それでも栽培を続けながら、その雑種に日本系アサガオを改めて交配しました。
その結果が”架橋(かけはし)”という品種で、種苗会社のサカタもタイアップ。
こうして発売されたのですが、今や中国がパクってダイソウに卸しているんだ。
だから、百円で買えてしまいますが、この色とりどりの花には命名があります。
写真を見てもお分かりの通り、架橋、舞姿、千秋、紗矢佳、茶々丸、矢車など。
本当なら命名された種子を購入してもいいけど、そんなにこだわりがないから。
近所では、赤と青ぐらいしか咲いていなくて、百均の種子も二色ぐらいだろう。
まあ、撒いて栽培して咲けば、花の色が分かりますから気長に育てるとします。
というわけで、この曜白種は、花弁の外縁が白くなる性質を利用したものです。
“覆輪”と言って優性遺伝子のため、昔から種類が存在していたのですが、この遺伝子の影響で、今回の曜白アサガオのように、覆輪が曜の先から花の内部に向けてわずかに入り込み、白くなる性質が現れた理由がまだ判明していない点で、まだ新しい品種には違いないんだなと思うのでした。
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