2020年9月13日日曜日

グリーンカーテン候補の一つになるかもしれないと思って、種子の採集を失敬させてもらった ー フウセンカズラ(ムクロジ科)

   
ぶらっと散歩で歩き回る、お決まりコースにフウセンカズラが咲いていました。
この花壇では、以前、朝顔の仲間のマルバルコウソウが咲いていたと思います。

その種子を取ってべランダで栽培しましたが、露地植えと違って花の色が悪い。
どうも、オレンジの色が薄くて、しかも花が小粒だし、葉の成長も貧弱でした。

本当は、グリーンカーテンの候補で栽培してみたのですが、日除けには不向き。
この程度なら、朝顔の方が咲いてくれる花も美しい分、目の保養にはなります。

なので、カーテンの役目は果たせないと考えて、種子は残念ながら捨てました。
それで、その時は誰が栽培しているのか分からず、自然な繁殖だと考えました。

金網フェンスが張られていて、そこにこのつる植物が伸び放題だったからです。
ただ、フェンスとアスファルト歩道との間にある僅かな地面が耕されています。

巾で一メートル少しだと思いますが、毎年、咲く花も少しずつ変わりました。
ただ、こちらでマルバルコウソウを見たのは、その年が一度きりになりました。

その後、つる性の植物が繁茂することはなかったのですが、今年は違うんだな。
フウセンカズラが咲いていて、あまり気に留めていなくて見落としていたんだ。

南国の果物、ランブータンもムクロジ科
種子はハート型のマークで、おさるの尻みたい

それほど繁茂していないのですが、紙風船のような袋状の果実をつけています。
最初は青々としているのでしょうが、熟すと赤みがかった茶色になるようです。

これがホオズキの果実と似ていて、ブログで比べながら投稿する人もいました。
まあ、フウセンカズラはつる性なので、ナス科のホオズキとは栽培が違います。

栽培ネットを張ってつるを這わせますので、これもグリーンカーテンの候補生。
ならば、来年の種子も欲しくなって来て、袋状の茶色い果実を手に取ってみた。

軽く押しつぶすと硬く丸い物体の感触があって、あっ、これは種だと直感です。
袋を咲いてみると、中から小さな球形の種子が、三つも飛び出してきましたよ。

これはラッキーと思って、合計で十二三個ほど採取して、写真も撮影しました。
とその時、向かいの一軒家からご婦人が出て来られて、声をかけてみたのです。

実をいうと、その家のベランダにある鉢植えのこの植物に気が付いていました。
だから、もしかしたらと聞いてみたら、やはりそうで、ご主人の手入れでした。

というわけで、来年のグリーンカーテンにフウセンカズラもトライしてみよう。
今年は、ゴーヤの栽培の出来も上々で実も収穫できたし、朝顔も美しく咲き続けているので、どちらも栽培は続けるつもりなのですが、陽の入り方でベランダの東側と西側の仕切り壁際にも、グリーンカーテンで陽を遮るのがベターなので、この花を一つ加えてみようと思う自分がいるのでした。



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