2020年9月23日水曜日

ガーデニングも興に乗ずると、なんだかんだと虫が集まって来て、大変なことになる - ベニフキノメイガ(大葉の害虫)

大葉の葉が食べられてしまった

上さんが、台所で生ごみの中に芋虫がいると大声で叫んで、騒いでいました。
どうも、鉢植えの大葉から枯れた葉を集めて捨てた中に、隠れていたようです。

殺せばばよいのですが、上さんは優しいのでペーパータオルに包んでいました。
虫にも命があると思うのか、ベランダに出てまで、外に放り投げているのです。

自分は害虫と思いましたが、上さんは家の中でクモを見つけても同様にします。
なので、女性の優しい心持には批判する気もないので、何も言わないのでした。

調べてみましたが、大葉には”ベニフキノメイガ”という蛾が卵を産み付けます。
遠目で見ていた芋虫の姿形が、ググって出た写真に似ているので断定しました。

なるほど、ベランダの大葉の鉢の近くでは、ゴーヤも栽培中で虫が集まります。
ハエなども集まると感じていましたが、この蛾も誘われて卵を産み付けたのか。

何れにせよ、数鉢の大葉はほとんど葉を食べつくされ、茎だけの裸な寂しい姿。
ただ、途中の脇芽から小さな若葉が出てきているので、枯れてはいないのです。

なので、これから秋を迎えて花を咲かせ、種をつけるまで成長し続けるだろう。
まあ、これが今年初めて栽培した大葉の害虫体験になったけど、他もあります。

    
それは、現在勤めている事業所で、時々気分転換で敷地の中を歩いたりします。
それで、気が付いたのは、敷地境界線に貼られた金網フェンスの見た目でした。

部分的に急な斜面があるし、自治体所有地との境界は手入れがよくありません。
このため、草刈りも難しく、半ば放置気味の緑地があって、雑草も繁茂します。

この中で、フェンスをつたって旺盛に繁茂するのが、ヘクソカズラという植物。
ヤイトバナとも言いますが、白く丸い花を咲かせて、それなりに可愛らしい。

このつる性植物は、多年草で宿根が生き残って、草刈りをしても再生するんだ。
しぶとい雑草とも言えますが、ただ敷地内で見た葉が、やけに白っぽいのです。

枯れかかったようにも見えますが、しっかり花を咲かせていて生きてはいます。
なので、害虫のせいと思って調べましたが、これが”ヘクソカズラグンバイ”だ。

この虫の姿は、戦国時代、合戦の大将が采配に使った軍配の形にそっくりだな。
これから命名されたようですが、日本では近年の外来種になる昆虫だそうです。

   
まあ、この草は有用な植物でもなく野菜でもないので、害虫扱いになりません。
現在、分布域を拡大しているようですが、逆にこの植物を駆除してくれるのか。

それでも枯れそうになりながら結実しているので、死滅はなさそうな感じです。
まあ、共生の関係にあるので、共倒れにならないように、繁殖しているみたい。

というわけで、興味があれば、お近くのヘクソカズラの葉に着目して下さいな。
このヤイトバナは、昔、果実の絞り汁を塗布すればしもやけ、ひび、あかぎれに効果があり、化粧水にもなったので、民間薬として重宝されたようですが、今となっては単なる雑草扱いにすぎず、しかも軍配虫の餌食になるようでは、さぞ肩身の狭い思いをしているだろうと、思ったのでした。



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