プチプチの寒さ対策もグッドアイデア |
WHOは、冬の室内の温度を18°C以上にすることを勧告しているのだそうです。
まあ、コロナ禍には感染拡大を抑えられなかった組織だから、信用していない。
役に立たなかった国際組織の金字塔を打ち立てたとしか言いようがないからな。
でも、冬の寒い日々は、室温が20度はあってもいいとい思うのは、常識の範囲。
ただ、日本では冬の居間の室温で、その基準を満たした地域は殆どありません。
北海道、新潟、神奈川、千葉のたった4つの県と道だけが、満足したわけです。
もっとも暖かった北海道でも19.8度ですが、これは寒冷地なので当然でしょう。
日中の最高気温が零下になる日が普通にあるし、せめて家の中は暖かくしたい。
そうでもしないと、外出から帰っても体が温まらずに、病気になってしまうな。
暖かい場所にいれば血圧は安定しますが、寒い場所に移ると血管が収縮します。
その結果、 血圧は急激に上昇しますから、心臓や脳に大きな負担がかかります。
つまり、脳溢血や心筋梗塞など、成人病のリスクを高めるのは否めないだろう。
それで、居間の室温が一番寒かったのは、香川県で13.1度と初冬の戸外に近い。
これは、家屋の構造が通気と風通しが良くて、暖房しにくいのではないかなあ。
瀬戸内海は、瀬戸のベタ凪と言うくらい蒸し暑いので、暑さをしのぐ方が大切。
寒ければ厚着でもしてしのげるが、裸同然で暑いのなら、どうにもなりません。
なので、冬は寒くても仕方ない家の造作なのだと思いますが、北海道は大敵だ。
幕末の頃、東北の津軽藩藩士が、北海道へ北方警備の目的で、派遣されました。
津軽藩士殉難慰霊の碑 |
場所は、道北稚内と道東斜里ですが、多くの藩士が極寒と栄養不足で死亡する。
当然、地元が雪国だったとはいえ、建設した家屋が北海道の寒さに役立たない。
生木の急ごしらえで柱に狂いが出て、すき間風もひどく、ミソと米だけの食料。
真冬に野菜など調達できるものでもないし、バタバタと亡くなってしまったの。
これを、軽藩士殉難事件として歴史に名を残したのですが、あまりに痛ましい。
というわけで、居間全体を18度以上にするのは、エネルギーの無駄遣いだろう。
オール電化で床暖房にしたとか言って、電気料金の上昇によって、電気代が月十万円を軽く超えてしまうのは当たりになって経済的でもないし、ならば、部屋ごとに個別の暖房器具で温める極所暖房の方が、お財布にやさしいのだから、WHOの勧告は聞き流せと、考える自分なのでした。
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